【黒執事】夢か現か幻か (ページ1)

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1.出会いページ1

__貴方のお名前は?__

__僕の名前は__

「またよく分からない夢を見たな……ここは…？」

いつもと違うふかふかのベッドで目が覚めた

「お目覚めのようですね」

英語で話しかけてきたのはさっきの夢に出てきた黒い人

『夢に出てきた人…まだ夢の続きか』

いつになったら目が覚めるのか…

そんなことを考えているとドアの方から声がした

「寝ぼけているようだな」

こちらも夢に出てきた少年だった

しかし夢とは違い少年は傷一つなく綺麗な服を着ていた

『君は……シエル…そうだ……シエル・ファントムハイヴと言っていたね。それじゃあこっちはセバスチャンか』

少年は訝しげにこちらを見てくる

「日本語…お前英語は話せないのか」

『少しなら話せるよ。得意じゃないけど…』

「お前の名前はなんだ。なぜ僕の屋敷の前にいたんだ」

少年は日本語で尋ねた

『名前は鈴木A。なんで屋敷の前にいたのかはわかんなーい』

「ふざけているのか」

シエルは俺の事を睨む

『ふざけてないし。目が覚めたらあそこにいたの。てかここ何処よ』

「ロンドンですよ」

『…はぁ？なんで俺がロンドンにいるんだよ。寝る前まで日本にいたぞ』

「知るか。聞いているのはこっちだぞ」

『…あ、そういえばスマホどこだ？』

「スマホ…ですか？」

『これくらいの四角いやつ』

「それでしたらこちらにあります」

セバスチャンがスマホを渡してくれた

『ありがとうさん。げっ…ここ圏外じゃん』

「変わった機械ですがどのように扱うのですか？」

『え、今どきスマホの使い方知らない奴とかいるの。おじいちゃんおばあちゃんならまだしも2人とも若いんだからさ』

「見たことがないな」

『ま？』

ここで俺はある仮説が頭をよぎった

『なあ…今って21世紀だよな？』

「何をおかしなことを言っているんだ。今は19世紀だ。馬鹿も休み休み言え」

『あ…詰んだわ』

これが俗に言うトリップってやつかな

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【設定】

名前:鈴木 A

性別:女

年齢:20歳。起きたらなんか若返って15歳になってた。

服装:パーカーとジーパン