6話 お花見 ページ12
「珍しいなAが朝から料理してるなんて。」
『武おはよー。これからお花見に行くからね。作ってこいって言われたの。』
「Aも行くのか!オレもあとでツナ達と行こうと思ってたんだわ。一緒に行かねーか?」
『んー、やめとくわ。一緒にお花見する人群れるの好かないんだよ。』
「なんだか雲雀みたいなやつだな。」
『よくわかったね。』
「なっ…まじかよ…やっぱりあの噂ホントな『違うよ』…だよな!」
最近並盛中学校ではある噂が流れていた。風紀委員長の雲雀恭弥とせいとかいちょの山本Aが付き合っていると言う内容だ。
Aはその話が出る度に否定しているが噂が消えることは無かった。
『全く…私と恭ちゃんは良きライバルなのに……どこからながれてるんだかその噂は…まあ、お花見の会場が武達と被らないことを祈るよ。いってきまーす。』
Aはお弁当を持って走っていった。
『うわー!すごい桜!満開だ!』
「遅かったねA。」
『私が遅いんじゃなくて恭ちゃんが早いんだよ!そんなこと言うならお弁当分けてあげないよ!』
Aは少し拗ねて雲雀から離れようとする。
「どこにいくの。」
雲雀がAの手を掴む。
『どこだっていいでしょ。どうせここら一体占領済みなんでしょ?』
「まあね。僕は群れる人間を見ずに桜を楽しみたいからね。」
『朝から場所取りに来た人可哀想…ん?なんか向こう側騒がしくない?ちょっと見に行こ。』
Aは雲雀を連れ騒がしい方に行く。
騒がしい方にはツナ、獄寺、山本がいた。彼らの足元には風紀委員が1人倒れていた。
「何やら騒がしいと思えば君たちか。」
『あちゃー、場所被っちゃったか。』
「雲雀さん!! Aさん!!」
ツナはA達の登場に驚く。
「あ!この人風紀委員だったんだ!」
今更ながら倒れている男の腕章に気づき手を出しては行けない相手だったとツナは後悔した。
「僕は群れる人間を見ずに桜を楽しみたいからね。彼に追い払ってもらっていたんだ。でも君は役に立たないね。あとはいいよ、自分でやるから。」
「い…委員長。」
風紀委員は怯えながら雲雀を見る。
「弱虫は土に還れよ。」
雲雀はトンファーで風紀委員の頭を殴りつけた。
『相変わらず厳しい。』
「見てのとおり僕は人の上に立つのが苦手なようでね。屍の上に立ってる方が落ち着くよ。」
ツナ達は雲雀の残酷さに恐れを抱いた。
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凛蓮(プロフ) - ぷりんぷりんぷりんさん» ありがとうございます! (2022年1月4日 17時) (レス) id: 612c43a7b3 (このIDを非表示/違反報告)
ぷりんぷりんぷりん(プロフ) - でも少し雲雀さんも霧の感じあるので間違えてしまうのも分かります!笑これからも頑張ってください応援してます! (2022年1月3日 23時) (レス) id: 4c41d579ea (このIDを非表示/違反報告)
凛蓮(プロフ) - ぷりんぷりんぷりんさん» 失礼しました!何を思って霧にしていたのか…頭ではわかっていたのに…… (2022年1月3日 23時) (レス) id: 612c43a7b3 (このIDを非表示/違反報告)
ぷりんぷりんぷりん(プロフ) - コメント失礼します!雲雀恭弥霧の守護者ってありましたけど確か雲雀恭弥雲の守護者です! (2022年1月3日 20時) (レス) @page6 id: 4c41d579ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:凛蓮 | 作成日時:2021年12月18日 18時