3年A組〜今から皆さんは人質です〜 one

本気！ ページ5

そう言って甲斐君は先生に殴りかかった。だが、先生はいとも簡単に倒してしまった。
その瞬間、私は嫌でもあの日を思い出してしまった。怖い….。
真壁:「A、大丈夫？」
翔が私の左手を握ってくれた。
『う、うん…』
なんか少し安心した。
甲斐:「うっ…イテテ…」
柊:「こんな物騒なもの持ってきちゃダメだろ、没収だ。」
先生は甲斐君からナイフを取り上げる。
それから石倉君、中尾君、須永君が襲いかかるが、全く手こずることなく先生はあっという間に男子を倒してしまった。
水越:「蓮、大丈夫？」
宇佐美:「ブッキーって雑魚キャラじゃなかったんだ…」
柊:「こう見えても、昔はアクション俳優を目指していたんだ。」
甲斐:「調子乗ってじゃねーよ！」
仰向けに倒れた状態で反抗する甲斐君。
先生はナイフを甲斐君の顔真横の床に突き刺す。
柊:「調子に乗って異るのはお前の方だろ？」
もう、先生はいつもの優しい先生じゃなかった。
柊:「どうやらまだ状況を飲み込めていないようだな。

ならこれでどうだ？」
先生がパソコンをいじって時計のボタンを押した瞬間。

ドオオオオオオオオン！
教室が揺れた。
『何？ 爆弾！？』

爆弾！→←冗談…？

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