3年A組〜今から皆さんは人質です〜 one

変わってくれ！ ページ25

須永:「何がおかしい！？」
柊:「お前らwww…揃いも揃ってクズばっかだな！」
中尾:「何だと！？」

柊:「自分が助かればwww他人はどうなっても構わない？wwwイかれてるねえ…どうしてそんな貧しい考え方が生まれるのか…
モラルの欠如！
アイデンティティの拡散！
要はお前ら中身が空っぽなんだよ！！
真壁と熊沢以外の奴らはっ！
さっきの茅野や澤田を見ても何も思わなかったのか！？
景山の死から目を背けていた自分を奮い立たせて向き合おうとした茅野やっ！
大切な人を次は何が何でも守り抜くと決めて！茅野を命かけて守ろうとした澤田を見ても！
何も思わなかったのか！？」

みんなは黙っている。

柊:「過去の自分が！今の自分を作る！だから過去から逃げでいるお前も！お前も！お前も！極めて幼稚なガキのまま成長が止まってるって訳だ。そんな奴らが！一体何から卒業するって言うんだよ！？」

先生は近くにあった机を蹴り飛ばした。

柊:「いいかぁ！聞けぇ！なぜ！景山澪奈はっ！死ななければならなかったのか！これから彼女の生き様を通して、お前らの考えがいかに脆く、弱いものなのか。それを思い知らせてやる…！」

中尾:「ふざけんな…ふざけんじゃねえ！」

中尾君が先生に摑みかかる。

柊:「そしてっ！変わるんだ！悪意にまみれたナイフで…汚れなき弱者を傷つけないように…！変わるんだよ！変わってくれ…」

先生は中尾君の胸ぐらを掴んで泣きながら訴えた。

先生、やめて！→←私が身代わりになるよ！

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