澪奈との思い出-past ページ14
話は澪奈が生前に水泳の全国大会で優勝した時にさかのぼる。
市村:「景山澪奈殿。全国ジュニアカップ水泳競技大会優勝おめでとう。」
拍手がなる。
市村:「そして、澤田A殿。同大会準優勝おめでとう。君達は、魁皇高校の誇りです。」
私と澪奈は、先生から賞状を頂いた。
澪奈と私は水泳部で、お互い1位・2位を争うライバルでもあり、親友でもあった。
しかし、この大会が、私の最後の大会になってしまった。
私はある理由があって水泳ができなくなってしまったので、澪奈と花恋をマネージャーとしてサポートしていた。
正直、その後も澪奈が優勝した時はまるで自分のことのように嬉しかった。
校長先生の言葉通り、澪奈はまさに「魁皇の誇り」だった。
翔:「あと少し！」
『2人とも、あと少しだよ！』
坪井:「ラスト！ラスト！」
翔&貴方:「『あと少し、あと少し！』」
そして、澪奈がゴールした。少し遅れて花恋も。
翔:「あっ！また記録更新！」
『凄いよ、澪奈！』
翔は澪奈にストップウォッチを見せる。
澪奈:「よかった〜」
『花恋も自己ベスト更新だよ！凄いよ！』
私も花恋にストップウォッチを見せる。
花恋:「ありがとう、A…」
悔しかったのか、花恋は複雑そうな顔で澪奈を見ていた。無理もない。スポーツ選手は負けるのが大嫌いだから。
その時、翔からハイタッチを求められた。私と翔はハイタッチをする。
その時、なぜか既に友達だったさくらがカメラを構えてこちらを見ていた。私はさくらに手を振る。するとさくらも手を振ってくれた。
その日からどれくらい絶ったかは覚えてないけど、さくらと澪奈も仲良くなって、よく3人で行動するようになった。 一緒に水着を買いに行ったり、お昼を食べたり、さくらのプロレスネタを聞いたり、水泳の全国大会に行ったり…。あの頃は本当に楽しかった。
ある日、澪奈が私に質問した。
澪奈:「Aの目には、私はどう映っている？」
『うーん…いざ言葉で言うとなると難しいね。でも1番分かりやすく言うと、強いけど弱い。』
澪奈:「それ、真反対の言葉じゃんwww」
『本当は弱音を吐きたい。でも世間や水泳の成績がそれを許さない。
もっと私に甘えたり、相談したりしていいんだよ？澪奈は水泳選手である前に、人間なんだから。』
澪奈:「…やっぱりAにはお見通しかwww」
あの質問の意味は、何だったのかな…。
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sanaholmes75(プロフ) - 美紀さん» コメントありがとうございます！オチは真壁君にする予定です！ (2019年2月25日 17時) (
レス) id: 39ad60d71c (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - オチって翔君ですか翔君落ちあまりないので翔君落ちなら最高です (2019年2月25日 10時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：3A fan | 作成日時：2019年1月30日 23時
