番外編． ページ10
桃瀬「ついに…来たか」
小柳「ああ、ついに…来たな…」
いつもの昼休み。女性陣二人は改まったようにものものしい雰囲気を放っている。
進撃の巨人がやってきたかのような剣幕で。
樺倉「……何が？」
二藤「さあ」
それを遠目から眺める男性陣。樺倉と違い、二藤は見当がついているようであったが。
桃瀬「なんとなく…なんとなくこの作品はしないんだろうな…とか、ラブコメ枠はニセ●イがもうやるから大丈夫かなぁと気を緩めていたが…まさか、最新刊発売のタイミングとは…。くっそ…、油断した…！！」
ダンっ！と机を叩く桃瀬。小柳は深く頷き、
小柳「ちょっとアニメの方がコケて、「あ、やっぱり原作じゃないとダメだわ」とか思い始めていたのだけど…」
桃瀬「はっきり言ったね」
小柳「ええ、この際はっきり言わせてもらうわ。この作品はね、一話完結だし、確かにちょっとメディア化しにくい感は否めないのよ。タイトル通りヲタクにしかわからないリズムだとか…五感とかノリとかあるもの。だけどね、アニメ化するならヲタク社会を理解してからするのが筋ってものでしょう。わかってないわ、あの人は。誰とは言わないけど。」
桃瀬「誰とは言えないけど。」
小柳「つまりね、この作品をヲタクじゃない人が作ったらだめなのよ。結局は。」
桃瀬「それな。」
小柳「恋愛だけじゃダメなのよ。正直クリスマス回以外見るに耐えなかったわ。作画班はどうしたのよ。」
桃瀬「すごいわかるけどそれ以上言ったら読者さんが引くからやめとこうか。っていうか、正直どう思う？」
小柳「正直…」
小柳はくいっとメガネをあげた。
小柳「めっちゃ気になる。」
桃瀬「だよね」
小柳「いまさら私たちがどうこういっても止められないだろうし、私達には応援することしか出来ないわ。アニメより酷くなることはないと信じているから」
桃瀬「アニメの話はやめたげて」
小柳「何にせよ、原作者さまにとってはめでたいことなのだし」
桃瀬「…うん！」
だから―――
祝いましょう、今は――――
そう、コケてもギャグマンガだから大丈夫―――！！！
二人はそう肩を抱き合った。
沈みゆく夕日に向かって。
それはとても、すがすがしい笑顔だったという。
樺倉「だからなんの話だ…！？」
二藤「作者は、実写ヲタ恋を応援します」
樺倉「いやだから…ん？ 実写…？」
★どうなる実写、どうする樺倉先輩―――！？
作者は樺倉先輩が小栗旬で花ちゃんが天海祐希だったら見に行きます。
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ゆりぃ - とても面白い作品なので更新待ってます。頑張ってください。 (2020年1月3日 22時) (
レス) id: 1568344429 (このIDを非表示/違反報告)
通行人L(プロフ) - 先日もお伝えした通り、コメントはこちらの垢で代えさせていただきます。ご了承ください。 (2019年4月6日 20時) (レス) id: bd0feb0d91 (このIDを非表示/違反報告)
蒲生五三(プロフ) - 久しぶりに来ました。すこです！これからも更新頑張って下さい！ (2019年1月11日 0時) (レス) id: 10e078c097 (このIDを非表示/違反報告)
すーぱーさなぎまんぜっと(プロフ) - 蒲生五三さん» 前作にもこちらにもカキコありだとうございます。あまり他の方の作品を読まないので果たしてこれが本当に夢小説なのかどうかも大分怪しいのですが、楽しんでいただいているようでとても嬉しいです。これからもよろしくお願いしますm(__)m (2018年12月30日 20時) (レス) id: bd0feb0d91 (このIDを非表示/違反報告)
蒲生五三(プロフ) - 他の量産型占ツク夢小説なんかよりも話がしっかりしてて良かったです！！これからも頑張って下さい！！応援してます！！！ (2018年12月7日 7時) (レス) id: 10e078c097 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すーぱーさなぎまんぜっと | 作成日時：2018年6月17日 19時
