53.まるで人がゴミのようだ ページ8
樺倉「…で、だからどーすんだ？ ライブがあろうがなかろうがこのままほうっておけば此花はＳｕｇａｒ＊が佐藤だってことには気づかねぇんだろ？ なんか問題でもあるのか？」
小柳「ほんっとうといわね、むしろバレたほうが都合がいいでしょ。」
樺倉「は？ どういうことだよ？」
桃瀬「えーこほん、」
桃瀬がわざとらしく咳ばらいをすると、注目がそちらに集まった。
桃瀬「実は、こういうものがありまして…」
すすす…と桃瀬が取り出したのは、噂のライブチケット×４である。
小柳「どうしたの、それ！？ 当選倍率高いんでしょう！？」
桃瀬「私の後輩に関係者がいて、チケット別けてくれたのです候」
と、いうのも
――――
時は前回のスパコミに飛ぶ。
「先輩〜！！」
桃瀬「優香ちゃん！？」
二藤らを待っていた桃瀬のもとに、可愛らしい着物姿に身を包んだコスプレイヤーがとことこと近付いてきた。
優香「奇遇ですね！ 先輩もやっぱりサークル参加ですか？」
桃瀬「そうなんだよ〜、野乃花ちゃんもかわいいねその恰好！！ コスプレ参加！？」
優香「えへへ、似合ってます？」
桃瀬「似合ってる〜似合ってるよぉ〜」
おじさんのような反応をする桃瀬に、グラビアポーズをとって自慢げに胸を張る(従姉妹？)。
優香は桃瀬には数少ないオタク友達である。後輩である上にオタクと知ったのは卒業してからであったが。
桃瀬「ダメだよ〜優香ちゃんみたいなかわいい子がこんなところで一人でうろついてたら」
優香「あはは、実はお兄ちゃんと一緒に来たんですけど、はぐれちゃって。」
桃瀬「はぐれた！？」
それは大変だ。なにせビックサイトである。ビックとつくからには規模は大変ビッグであって。
優香「まぁ、大丈夫ですよ！ お兄ちゃん不死身なんで！」
タフだなぁ…と内心呟く桃瀬。
桃瀬「あれ、お兄ちゃん？ 優香ちゃんにいるのってお姉ちゃんじゃなかったっけ？ 」
優香「あ、お兄ちゃんは従兄弟です！ お姉ちゃんはいつも通り家でゲームしてます」
まるで宏嵩のようだ…とまた呟く。
優香「あ、そうそう、先輩。実は私、チケット貰ったんですけど友達いけなくなっちゃって…四枚くらい余ってるんですけど要りますか？」
――――
二藤「さすなる」
樺倉「お前の強運が羨ましいわほんと…」
桃瀬「えへへ。それほどでも〜」
小柳「褒められてないわよ、なる。」
桃瀬「うっ…ま、まあ、これで行けますよね、ライブ！」
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ゆりぃ - とても面白い作品なので更新待ってます。頑張ってください。 (2020年1月3日 22時) (
レス) id: 1568344429 (このIDを非表示/違反報告)
通行人L(プロフ) - 先日もお伝えした通り、コメントはこちらの垢で代えさせていただきます。ご了承ください。 (2019年4月6日 20時) (レス) id: bd0feb0d91 (このIDを非表示/違反報告)
蒲生五三(プロフ) - 久しぶりに来ました。すこです！これからも更新頑張って下さい！ (2019年1月11日 0時) (レス) id: 10e078c097 (このIDを非表示/違反報告)
すーぱーさなぎまんぜっと(プロフ) - 蒲生五三さん» 前作にもこちらにもカキコありだとうございます。あまり他の方の作品を読まないので果たしてこれが本当に夢小説なのかどうかも大分怪しいのですが、楽しんでいただいているようでとても嬉しいです。これからもよろしくお願いしますm(__)m (2018年12月30日 20時) (レス) id: bd0feb0d91 (このIDを非表示/違反報告)
蒲生五三(プロフ) - 他の量産型占ツク夢小説なんかよりも話がしっかりしてて良かったです！！これからも頑張って下さい！！応援してます！！！ (2018年12月7日 7時) (レス) id: 10e078c097 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すーぱーさなぎまんぜっと | 作成日時：2018年6月17日 19時
