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Story10 ページ12

シャワーを浴び終わると、リビングのソファの上に彼女は横たわっていた。




そばにある透かし彫りのテーブルには蓋が開いたままの薬のボトルが2つある。





至「良睡眠薬。こっちは…、ベンゾジアゼビン…?」




傍らに、人工的な眠りに就くこの人物は。



薬漬けの毎日の中で、誰にも相談せずに仕事をこなしている。





このまま眠りから覚めなければ、妬みや陰口、ストレスに対面しなくて済むのに。




貴女「おみ……ず………。」



至「……水?」



突然寝言を言い出した彼女は水が欲しいらしい。




冷蔵庫を開けると

至「うわぁ…。これ、確実にHP回復間に合わなくてタヒぬやつじゃん…。」




言わば、RPG等の類いによくある『もちもの』のコマンドがほぼ空になった時と同じくらいの極限状態。





至「ミネウォとヨーグルトだけって…w」





よく生きてられるなと思う。




そっとミネラルウォーターを口に含み、彼女の唇に口付ける。



貴女「……っ。…ん。……っく。」



微かなリップ音が静かな部屋にやけに煩く響く。




***

暗いので、明るくしたいです。
電気みたいに簡単に明るさ調整できればいいんですけどね…

そろそろ、ほかの劇団員も登場します!

※ベンゾジアゼビンはストレス抑制剤の一種です。一時的に記憶が飛んでしまう強い薬です。

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サナギ(プロフ) - はちみつちゃンさん» ありがとうございます!同時に、返信がとてもとても遅くなってしまってすみません。物語がシリアスで気持ちが暗くなってしまうかもですが、そんな面も受け入れてもらえたら嬉しいです。 (2017年12月13日 0時) (レス) id: 4c31463cbd (このIDを非表示/違反報告)
はちみつちゃン(プロフ) - 楽しく読ませてもらっています、今のところシリアスですが今後の展開が楽しみです。更新待ってます! (2017年10月4日 16時) (レス) id: 2ba93a4099 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サナギ | 作成日時:2017年9月24日 18時

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