57.寝顔 ページ7
暫く、編集を続けていた。
...トイレ行きてぇ
俺はトイレに行こうと
立ち上がろうとすると、
『...行っちゃヤダ...。』
と、俺の着ている服を
ギュッと掴まれた。
...ドキッ//
心臓が速いテンポでドキドキ言い出した。
「...Aちゃん?」
名前を呼んでみるが、
返事はなく、寝言のようだった。
服は掴まれたままで、
俺はトイレに行くのをやめ、
編集を続けた。
いつの間にか、
服から手は離れていた。
『...んー、トミーさん...?』
Aちゃんが起きた。
「お、起きたか。おはよ。」
俺は冷静さを保って言った。
『おはようございます。...あれ?この上着...』
「俺の...。エアコンついてるし、そのまま寝てたら風邪ひくだろ?」
パソコンを弄りながら、言った。
『と、トミーさんがかけてくれたんですか...?//』
「おう。」
パソコンと向かいあったまま、
返事した。
『...//ありがとうございます//...トミーさん、私の寝顔見ました?』
と聞かれたので、
「バッチリ見た。」
と、正直に答えた。
「寝顔...可愛かったよ。」
と言うと、
少し間が空いてから、
『お世辞はいいですよ...//』
と言われた。
「お世辞じゃねぇーよ。」
と少し小さい声でいい、
「トイレー。」
と言って、トイレへ向かった。
トイレから戻ると、
ソファに座ったまま、
俺を上目遣いで見つめてくる。
ダメだ...
さっきのことと言い、
今と言い、
こいつ無防備過ぎ...//
俺は無言でAちゃんに
近づいて...
...ドサッ。
Aちゃんを、ソファに
押し倒してしまった。
暫く見つめ合う2人。
「...そんな可愛い顔で見つめんなよ。」
俺がそう言うと、
目を潤ませ、
更に頬を赤くして、
...ダメだ...
俺はすぐに体勢をパソコンの前に戻し、
「...わりぃ。お前があまりに無防備だから...。」
と、言って編集の続きを始めた。
なんか、俺おかしくなりそう...
...キスしそうになった...。
あのまま、キスしてたら、
Aちゃんは、
どういう反応したかな...
...いや、さすがにダメだろ。
付き合ってもないのに。
相手が好きかどうかも分からないのに。
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渚(プロフ) - クレラップさん» ありがとうございます(o>ω<o) (2018年10月18日 19時) (レス) id: 804e85b623 (このIDを非表示/違反報告)
クレラップ - 私の誕生日が11月12日なのでシンクロしてるみたいで良かったでございます! (2018年10月9日 18時) (レス) id: 246ba15d53 (このIDを非表示/違反報告)
渚(プロフ) - 蛍さん» ご指摘ありがとうございます!編集致しました!!読んでいただき、ありがとうございます( ^ω^ ) (2018年9月22日 20時) (レス) id: 9443f06e46 (このIDを非表示/違反報告)
渚(プロフ) - マカロンさん» コメントありがとうございます♪1番好きと言っていただけて、凄く嬉しいです♪書いてよかったです(o^^o) (2018年9月22日 20時) (レス) id: 9443f06e46 (このIDを非表示/違反報告)
蛍(プロフ) - 完結おめでとうございます! いきなりですみません。 64話のところで、 誤「名前)がしがみついてきたから」 となっていて、変換されていませんでした。 正「(名前)がしがみついてきたから」 ではないでしょうか? 口出ししてすみません。。 (2018年9月22日 19時) (レス) id: 0221116321 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:渚 | 作成日時:2018年9月20日 21時