後輩の妹2 (水溜りボンド・トミー)

66.遊園地 ページ16

遊園地からの帰りの車内。





カンタは助手席で編集していて、


まんずとキイチは


眠ってしまったみたいだ。





なんか、俺も少し眠くなってきた...





...トンッ





...えっ...//





寝そうだった俺の肩に、


Aが眠っていて、


寄り掛かってきた。





...あんなに眠かったのに、


自分の心臓が煩くなってきて、


寝られなくなっちまった。





...俺絶対、今顔赤い。





家の近くになり、


「起きて。A？ 起きて。もうすぐ着くよ。」





正直、もう少し


このままでいたかったけど、





『...んー。...!! あ、トミーさんごめんなさいっっ。』


Aを起こした。





寄りかかって眠っていたことに、


気づいたのか、慌てて謝るA。





「いや、全然大丈夫...。」


俺がそう言うと、


『...なんか、トミーさん顔赤い...？熱あるんじゃないですか？』


と、Aに言われ、


更に恥ずかしくなった。





「うっせー。熱はねぇよ。」


と、そっぽを向いた。





Aは相変わらず、


心配そうに俺を見つめてくる。





...そんな可愛い顔で見つめられたら、





「...お前ほんと、無防備だな。」





もっと、触れたくなるじゃねーかよ...。

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