49.電話 ページ49
数回コール音がなって、
電話が繋がった。
『......んー......もしもし、お兄ちゃん...？』
電話に出た声は、
ちょっと寝惚けたような声で、
拍子抜けして笑ってしまった。
「...にひっ。お兄ちゃんじゃないよ。」
すると、少し間が空いてから、
『...!!と、トミーさん！？』
と、ビックリした声で言うAちゃん。
「にひひ、そうだよ。」
ビックリしてるAちゃんが、
また面白くて笑った。
「つーか、Aちゃん、寝てたっしょ？」
寝惚けた声も可愛い...
『寝てました...//』
つーか、電話越しでも、
ドキドキすんのな。
「起こしちゃって、ごめんね。」
『い、いえ。大丈夫です//』
「Aちゃんが、何も言わずに急に実家に帰っちゃったから、心配してるよ。」
俺はそういった後に、
少し恥ずかしくなって、
「あ、Pさんが。」
と、付け足した。
すると、
『あ、そうですよね...。』
少し残念そうに答えた。
それを聞いて、
「まぁ、俺もしてるけど。」
と、素直に言ってみた。
『心配かけてすみません...。』
「...戻って来ねぇの？」
『...。』
無言...。
やっぱり、
俺じゃ、話しづらかったかな...
「...俺じゃ、話づらい？Pさんにかわるわ。」
俺はそう言うと、
Pさんにスマホを返した。
「もしもし、A？大丈夫なの？」
相手の声は聞こえないけど、
耳を傾ける。
「なんで実家に帰ったの？まだ1人で外出るのも怖いでしょ？...え、ちょっと！A？！」
どうやら、電話を切られてしまったみたいだ。
「もう、大丈夫だから、心配しないで、ありがとう。ごめんね。だって...｣
Pさんはそう言うと、
少し悲しそうな表情になった。
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渚(プロフ) - キョロさん» ありがとうございます♪いつか書けるように頑張ります！！ (2018年9月24日 12時) (
レス) id: 014937c44e (このIDを非表示/違反報告)
キョロ(プロフ) - シリーズ全部読んでました！トミー視点でのお話も素敵ですね！いつか2人がお付き合いしてからのお話も読んでみたいです！ (2018年9月22日 23時) (レス) id: 30fe219f04 (このIDを非表示/違反報告)
渚(プロフ) - 知乃さん» ありがとうございます(^-^)兄の先輩では明かされなかった部分を明かしていこうと思います♪もっと楽しんで貰えるように頑張ります！ (2018年9月18日 4時) (レス) id: 158910ed9d (このIDを非表示/違反報告)
渚(プロフ) - 優さん» コメントありがとうございます♪更新頑張ります！！ (2018年9月18日 4時) (レス) id: 158910ed9d (このIDを非表示/違反報告)
知乃 - あのシーンはどーゆー展開でああなったんだろって思うところとか沢山あったのでトミー視点で知れてよかったです！！！渚さんの作品すごく面白くてもう既に投票してあるのに、ついつい更新される度に押しちゃうんですよね汗笑笑次の更新も楽しみにしてますっ！！ (2018年9月18日 1時) (レス) id: 713d1b935d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：渚 | 作成日時：2018年8月28日 20時
