兄の先輩２ (水溜りボンド・トミー)

90.誕生日 ページ40

そして、


誕生日当日。





私は、結莉に貰った


水色のニットワンピースに


初めて袖を通す。





姿見にうつる


水色のニットワンピースを着た私。





...可愛い。


お洋服が可愛くてつい、


顔が綻んでしまう。





姿見の前でしばらくニヤニヤしていると、


コンコンと、お部屋の扉がノックされた。





『はーい。』


私が返事をすると、


お兄ちゃんが入ってきた。





「A、誕生日おめでとう。」


と言い、プレゼントをくれたお兄ちゃん。


『ありがとう。開けていい？』


「うん。」





プレゼントを開けると、バッグが出てきた。


『うわぁ！可愛い！お兄ちゃん、ありがとう！』


私はお兄ちゃんからの、


プレゼントを気に入り、


今日のお出かけに持っていくことにした。





「今日、楽しんでね。」


お兄ちゃんが、


私のお部屋から出る間際に言った。





あれ...？私、お兄ちゃんに言ったっけ？


トミーさんが伝えたのかな...？





私は、バッグの中身を、


お兄ちゃんから貰ったバッグに入れ替え、


準備を終わらせた。

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