76.遊園地 ページ26
今日は、遊園地で撮影をするらしい。
元々、私は撮影の邪魔になるし、
行く予定じゃなかったんだけど...
「今日、Aちゃん学校休みなの?」
と、トミーさんに聞かれ、
『お休みです。』
と、答えた結果、
「じゃあ、今日遊園地で撮影するから、1時間くらで終わるから、そのまま皆で遊園地で遊ぼうよ。」
と、いうことになった。
「出発進行〜」
と、合図し、運転するキイチさん。
車内は、
運転席に、キイチさん。
助手席に、カンタさん。
運転席の後ろに、まんずさん。
助手席の後ろに、私。
一番後ろの右が、お兄ちゃん。
左が、トミーさん。
という、席順で、
遊園地へ向かった。
私の隣の席は、まんずさん。
『皆で、遊園地行くの楽しみ♪』
私がそう呟くと、
「楽しみですね!Aさんは、絶叫系乗れるんですか?」
と、まんずさんが聞いてきた。
まんずさんは、
私より歳上なのに、
お兄ちゃんの妹だからか、
私にも、敬語を使ってくれる。
『絶叫系大好きです♪...というより、まんずさん、私より歳上なんで敬語使わなくていいんですよ?』
私がそう言うと、
「なんかもう、今から敬語辞めるのって難しいです。」
確かに慣れちゃうと、難しいかも...
『んー、でも、敬語やめて欲しいです。』
歳上の方に敬語使われるのが、
なんとなくだけど、違和感があって、
お願いしてみた。
するとまんずさんは、
「わかり...わかった。ヤメル。」
と、少しぎこちなく、カタコトになった。
『ふふ。まんずさん面白い。』
私が笑うと、
「Aさんが、敬語やめてって言うから、やめたのに。」
と、タレ目顔で更に目を細くさせて
笑うまんずさん。
それからも、車内でたわいも無い話をした。
少し遠出で、朝早かったので、
私は、心地の良い車の揺れの中で、
いつの間にか眠ってしまった。
目が覚めると、
私は、まんずさんの肩に寄りかかっていた。
『あっ、まんずさん、ごめんなさい!』
私は、姿勢を正し、まんずさんに謝った。
「大丈夫ですよー。」
ニコッと笑っていう、まんずさん。
『あ、また敬語に戻ってますよ?』
と、私が言うと、
「大丈夫だよー。」
と、言い直したまんずさん。
まんずさんってなんか、
癒し系だな。
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渚(プロフ) - なつさん» コメント、ご指摘ありがとうございます!訂正致しました! (2019年9月9日 16時) (レス) id: a307ccf87d (このIDを非表示/違反報告)
なつ(プロフ) - おはようございます。小説内に誤字が見受けられましたので、ご報告致します。93.誕生日の 手、話さないの?→手、離さないの? ではないでしょうか? (2019年8月26日 8時) (レス) id: f039fd8d47 (このIDを非表示/違反報告)
渚(プロフ) - もふ太さん» 読んでいただき、ありがとうございます!年齢や学年は水溜りボンドさんと同じですが、知り合ったきっかけのサークルに入ったのが遅く、後輩という扱いにしているので、そうさせていただきました!なので、作中でもお2人には普段と同じく、Pさんはタメ口にしています! (2018年9月24日 21時) (レス) id: a18cfc2432 (このIDを非表示/違反報告)
もふ太(プロフ) - 完結おめでとうございます!!とっても面白かったです!ちょっと気になったのですが、Pさんって水溜りボンドの後輩じゃなくて同期じゃないんですかね、? (2018年9月24日 21時) (レス) id: f623e6c7e2 (このIDを非表示/違反報告)
渚(プロフ) - ゆめぉさん» ありがとうございます♪後輩の妹も更新頑張ります! (2018年8月29日 0時) (レス) id: 48559218c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:渚 | 作成日時:2018年8月15日 0時