33.新しいお友達 ページ33
“...んー、綺麗だった。”
トミーさんが言った言葉が頭の中で繰り返され、
私はそれをかき消そうとしながら、
お風呂場へ向かった。
でも全然消えてはくれなくて...
『はぁ...。』
脱衣所の前で立ち止まり、ため息を1つ零した。
「A...」
すると、後ろからお兄ちゃんに呼ばれた。
私はお兄ちゃんの方を振り返る。
『...。』
私がショックで何も言えないままでいると、
「たぶん社交辞令的なことだから、気にしなくていいよ。」
お兄ちゃんは、私がショック受けてた事に気づいていたみたい...。
『うん。気にしてないよ。』
心配そうな顔で見ているお兄ちゃん。
『ありがとう。』
私はそう言い、お風呂場へ向かった。
“気にしてないよ”
なんて、もちろん嘘だ。
私はお風呂から上がっても、
リビングへ戻る気がおきなくて、
まっすぐ自分のお部屋に向かった。
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渚(プロフ) - とこたんとみさん» コメントありがとうございます( ^ω^ )面白いと言っていただけて嬉しです♪ (2019年7月7日 2時) (レス) id: 4fccf6bd12 (このIDを非表示/違反報告)
とこたんとみ(プロフ) - とっても面白いです!!!! (2019年6月11日 1時) (レス) id: f614e63378 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:渚 | 作成日時:2018年8月3日 5時