14.罰ゲーム ページ14
「はい。」
キイチさんがコントローラーを渡してくれた。
『ありがとうございます。』
「Aちゃん、普段ゲームやんの?」
トミーさんに聞かれた。
『テレビゲームは、中学の頃お兄ちゃんとやったっきりです。』
私は、緊張のせいか少し震え混じりに答える。
「Aとゲームやるのそれ以来かー。楽しみだなぁ。」
ウキウキしているお兄ちゃん。
「Aちゃん、マリカ何のキャラ使うの?」
キイチさんに尋ねられた。
『えっと..、ピノキオです。』
私がそう答えると、
なぜか笑い出す3人。
私がハテナ顔で3人を見ていると、
「それ嘘つくと鼻が伸びるやつじゃん。」
とお兄ちゃんに言われ、なぜ笑われているのかに気づく私。
『...あっ、キノピオです...//』
慌てて訂正する。
「Aちゃん、天然で可愛い。」
と言うキイチさん。
『いや、ただ間違えただけなので、天然じゃないですよ!!』
それでもなお笑っている3人。
『んもぅ!早くゲーム始めましょう!』
私が不貞腐れながら言うと、
「なんか罰ゲーム決めない?」
と言い出すお兄ちゃん。
『えっ!待って!私中学生以来してないって話したよね...?もちろんハンデあり?』
「ハンデなし!笑」
笑いながら言うお兄ちゃん。
『えー。お兄ちゃん酷い...』
「でも、大丈夫!トミーも相当弱いから、2人は良い感じの勝負になるかもよ!ポジティブポジティブ♪」
『お兄ちゃんとキイチさんは絶対負けないからずるいじゃん!』
「でも、大丈夫!」
『もういいよ!!』
私はお兄ちゃんのポジティブポジティブ♪を遮って、ハンデなしで罰ゲームかけてゲームすることに決めた。
罰ゲームは、1位の人に千円分コンビニで何か奢る。
それをかけていざ勝負したものの、
1位、キイチさん。
2位、お兄ちゃん。
3位、トミーさん。
ビリ、私...。
ボロ負けでした...。
273人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「YouTuber」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
渚(プロフ) - とこたんとみさん» コメントありがとうございます( ^ω^ )面白いと言っていただけて嬉しです♪ (2019年7月7日 2時) (レス) id: 4fccf6bd12 (このIDを非表示/違反報告)
とこたんとみ(プロフ) - とっても面白いです!!!! (2019年6月11日 1時) (レス) id: f614e63378 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:渚 | 作成日時:2018年8月3日 5時