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二話 ページ3
貴方side
貴「え、あ、あの…」
？「ｯｯ!!!悪ィ!!!」
筋肉質な腕から解放され、
高い位置にある真紅の瞳に
見つめられて思わず逸らすと
真っ赤な顔をした男の子は
『今の忘れろ』と囁いて
スタスタと開いたドアから出て行ってしまった。
貴「な…なに……？」
突然の急ブレーキに
倒れそうな私を助けてくれたんだ。
整った顔と
全てを見透かしているような真紅の三白眼。
服を着ていてもわかる
筋肉質の男の子らしい腕。
『大丈夫か』
かけてくれた、優しい言葉。
あぁ、どうしてこうにも
貴「…………
好き。」
単純なんだろう。
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作者名：栂野 | 作成日時：2019年2月13日 17時
