恋色流星群【轟焦凍】【爆豪勝己】 (ページ5)

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貴方side

午後のヒーロー基礎学を終えて、あっという間に放課後になった

貴「じゃあ、遊園地に誘うなんてどう？」

八百万「遊園地…？
ご家族やカップル、無邪気なお子さんたちで賑わっている公共の場のことでしょうか？」

貴「う～ん！」

私は百ちゃんの恋を応援するべく
校舎の裏側で、恋する乙女こと八百万お嬢様と作戦会議をしていた

これは軽い気持ちでやっているのではない。
親友の恋を叶えるための任務なのだ
今は
『轟くんともっと仲良くなろう大作戦』
とでも言っておこうか

貴「遊園地に行けば、きっと
今よりもっと仲良くなれるよ！
私、誘っておくからさ！」

お節介かもしれないけど、遊園地って恋を叶えるスポット的なイメージがあるし
好きな人と一日中一緒に居れるのは嬉しいことなはず

…もし轟くんの好きな人が百ちゃんなら、私は恋のキューピット的な存在になるのでは！？
と、悪い思考が働くからダメだ
しっかりしろ、私。

八百万「来て…くれるでしょうか」

そんな不安そうな顔しないでよ…

貴「うん！絶対！！」

何にもできない私でも、百ちゃんの役に立てるチャンスだ

八百万「あの…お願いがあるのですが
Aも、来ていただけませんか」

貴「え、私？」

せっかく轟くんと二人きりになれるのに
私なんかがいたら邪魔だよ

八百万「きっと…緊張してしまうので」

それもそうか
変に気まづくなって、轟くんに不審がられたら元も子もない

それに、百ちゃんがそう言うなら

貴「じゃあ私も行くね！」

八百万「あ、ありがとうございます…！！」

絶対上手くいくよ
…だって百ちゃんだもん。