気分が高揚して変なこという時あるよね ページ27
楽しい時間が過ぎるのはあっという間で。
その後お土産売り場で時間を潰し、バスに乗って二人はバス停へ戻って来た。
途中、バスに同乗していた左近たちをAが見つけ、一緒に帰ることに。
「いやーまさかAたちと偶然ばったり同じバスに乗ってたなんてびっくりしたぜ。ねー刑部さん！」
しどろもどろになっている左近と何が何でも黙秘を貫く吉継。
「このバス水族館にしか行かないけど……。左近と大谷先輩は水族館で何してたの？」
「あーえっとほら……そう！腹減ったから水族館行きたいっスねって話してたんだよ！」
「サイコパスじゃん。生徒会の人間は豊臣先輩と竹中先輩以外サイコパスしかいないの？」
二人の動向が気になったから後をつけていたことをどうしても隠していたい左近は妥協してサイコパスの濡れ衣を着ることにした。
しかし彼がその濡れ衣を着てしまったことにより、他二名(三成と吉継)もサイコパス認定されたことには気がついていないようだ。
一方の三成は、二人が後をつけていたことに薄々気がついていたのか黙秘していた吉継を横目に「余計なことを……」と呟いた。
「許せ三成。中々進展しないヌシらを左近も気にかけておったのだ」
吉継の“中々進展しない”という言葉が三成の心を抉る。
「だが、その老婆心も要らぬ心配であったようだがナ」
ヒヒッと独特な笑い声を出しながら、吉継は左近に「邪魔をせぬよう帰るぞ」と促す。
「じゃ、俺らはお先に。あ、三成様！デートは遠足と同じで帰るまでがデートっスよ！」
「余計なお世話だッ！さっさと去ねッ！」
茶化す左近に怒声を浴びせてから三成は一呼吸置く。
そして背を向けたまま片手を後ろにいたAへ差し出した。
「……帰るぞA」
彼の珍しい行動にAは思わず笑みが零れ、差し出された手を握る。
隣に並ぶと彼の耳が微かに赤くなっているのが分かった。
「今日はありがと。楽しかったよ」
「……っ！」
素直な感想を告げると、三成もまた嬉しそうに笑う。
普段仏頂面の彼が嬉しそうに笑うのはレア中のレアだ。
「A、私たちはやはり共に生きる運命に違いない。次のデートは式場の下見でいいな？」
「ちょちょちょ待って。色々段階飛び越え過ぎだと思うけど！？」
「それはつまり段階を踏めば私と籍を入れるのだな？」
「だから違っ……わ、なくも……ない、けど」
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三楓(プロフ) - 紫月姫さん» コメントありがとうございます！色々重なってバタバタしていましたが最近はだいぶ落ち着いてきました。以前の更新形態に戻れるよう少しづつではありますが精進します(*´∀｀*) (2020年7月6日 14時) (
レス) id: fa2fc96bb4 (このIDを非表示/違反報告)
三楓(プロフ) - シナシグさん» ありがとうございますm(__)m無理しない程度に頑張ります！ (2020年7月6日 14時) (レス) id: fa2fc96bb4 (このIDを非表示/違反報告)
紫月姫(プロフ) - お知らせ&このコメ見ました。お悔やみ申し上げます。無理せず落ち着いてからで構いませんよ？(*^^*)その間に色んな三成さまを拝みに行ってきます！変なコメントで失礼致しました！ (2020年7月3日 21時) (レス) id: 9da1b7754e (このIDを非表示/違反報告)
シナシグ(プロフ) - 三楓さん» そうだったのですね...お悔やみ申し上げます。気落ちすると色々マイナスに考えがちになってしまうので無理せず自分の好きな事をしたりしてリフレッシュしながら頑張って下さい！一読者ですが応援してます！(っ`･ω･´)っﾌﾚｰﾌﾚｰ!!! (2020年7月1日 22時) (レス) id: 63a06f166a (このIDを非表示/違反報告)
三楓(プロフ) - シナシグさん» コメントありがとうございます！実は最近身内の不幸がありまして慌ただしくしておりました。ようやく少し落ち着き、これから心の整理のためにも物語を書きたいと思います(*´∀｀*) (2020年7月1日 3時) (レス) id: ed4329dbeb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：三楓 | 作成日時：2020年5月21日 0時
