罠【伊達政宗】 ページ2
りんりんりん！
A「かかった！かかったよ小太郎！」
前日に、忍である風魔小太郎と一緒に掘った落とし穴に何かがかかったようだ。
ちなみにこの鈴の仕掛けは小太郎が提案したものである。
北条家の次期当主(予定)のAは、早速罠にかかった獲物を見物しようと門番を押しのけて穴の中を見た。
「...Shit!まさかこんな初歩的な罠に俺がハマるとは...」
穴にハマっていたのは右目を眼帯で隠し、刀を六つ持った男だった。
A「おっ...おおっ...！この人見たことある！あの、あれ！あの人でしょ！あの...」
政宗「伊達政宗だ。アンタはここのやつか？悪いが出してくれ。訳もわからねぇ穴に落ちちまったからよ」
A「そうだ！あの伊達政宗だ！やったね小太郎！大物かかったよ！」
木の上で様子を見ていた小太郎は、親指を上に立てて共に喜びを分かち合う。
政宗「テメェらの仕業かよ！なんだよこの穴！」
A「ふふふっ...外部の敵用罠だ。かかったな伊達政宗！」
先程まで名前が浮かばなかったくせに、分かった瞬間得意げになりながら穴の中にいる政宗を指さした。
それからなんとか自力で抜け出した政宗は六爪をAに向ける。
政宗「All right.敵が侵入する前に先に倒そうって戦法か。中々おもしれぇことするじゃねぇか。アンタ、名前は？」
A「Aだけど...え？これ戦わないといけない感じ？」
政宗「さ、アンタも刀を抜きな！俺と殺り合おうじゃねぇか！」
A「いや、別に戦うつもりはない。あ、じーさん(氏政)を倒すならどうぞどうぞ」
政宗「What!?」
A「むしろじーさんを倒してくれたら私が心置き無く跡を継げるから！」
政宗「随分とひねくれた思考してやがる...」
やるなと言われればやりたくなるように。
どうぞと言われれば別にどうでもいいやと思うのが人の心理らしい。
その日、戦う気が失せた政宗は小田原城から立ち去り、Aはまた新たな罠を作ったと言う。
そしてその新たな罠に、氏政が落ちた。
氏政「Aお主かァァァァ！」
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天里三笠(プロフ) - どういたしまして (2018年1月10日 16時) (
レス) id: b5fd42ea38 (このIDを非表示/違反報告)
三楓(プロフ) - 天里三笠さん» 誤字の指摘ありがとうございますm(_ _)m訂正しました。 (2018年1月10日 16時) (レス) id: ed4329dbeb (このIDを非表示/違反報告)
天里三笠(プロフ) - こんにちは。漢字のミスです。幼少期のストーリーで、何かの表紙に助けたわけでもない、のひょうしは拍子、です。 (2018年1月10日 13時) (レス) id: b5fd42ea38 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 佐助君のノリ&ツッコミ、面白かったです^_^最後、佐助君が可愛そうな気が・・・・・。楽しくて、サクサク読めました^_^これからも、頑張って下さい^_^ (2017年11月7日 21時) (レス) id: 955180b2fd (このIDを非表示/違反報告)
三楓(プロフ) - まゆさん» コメありがとうございます(*´∀｀*)更新頑張ります！ (2017年10月18日 23時) (レス) id: ed4329dbeb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：三楓 | 作成日時：2017年7月8日 23時
