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ホークスこと、鷹見啓悟とは別に去年同じクラスだったわけじゃない。
じゃあなんでお互い知ってるの？好かないの？って話だよね
たしか、去年の秋頃だったと思う。
突然ですが、私には彼氏がいる。
同じヒーロー科の、去年はC組だった雨宮透くん。
その透くんと放課後一緒に帰ろうとした時、透くんが自分の教室にノートを忘れたらしく取りに戻ろうとしたら先生に呼び止められて、代わりに私が教室まで取りに行ったのだ。
耳のいい私は、教室に着く前にある音を拾った。
……誰だよ教室でイチャついてるやつ！！！
教室内から響く濡れたリップ音。と、女子の甘ったるい声。
事は致していないみたいだけど、このまま入るには気が引けてしまう。
仕方なく落ち着くまでドアの後ろに隠れ座り、必要以上に音を拾わないように半獣化を解き人化になった。
母親が無個性のおかげで人間の姿にもなれるのは、こういう時便利だなとつくづく思う。
それから数分後、全く終わりそうにない教室内の雰囲気に痺れを切らし私はついに立ち上がった。
わざとらしく大きくドアの音を立てて教室に入り込む。
びくりとした女子の背中。
そして大して驚きもしなかった背中に大きな赤い羽を背負う黄金色の髪をした男子。
あぁ、なんか見かけたことあるなコイツ
入学当初から女子に騒がれてるって誰かが言ってたっけ
なんてどうでもいいことを考えながら透くんの机から目的のノートを取り出しカバンに放り込む。
「お邪魔しましたぁ」
こんなとこで盛んなよ、という思いを込めて嫌味っぽく言い放ち出口に向かう。
出る直前に一瞬だけ男子の方と目が合うと、そいつは「ゴメンね〜」と笑いながら口パクで謝ってきた。無視したけど。
階段を降りると透くんが待っていた。
「ね、あの子いたよ。赤い羽の…」
「ん？あー、鷹見のこと？」
「タカミ？」
「ホークスだよ」
「あぁ！あの子がホークス！」
そうだホークス。名前はよく耳に入っていた。
「体育祭で一位だったやつ」
「え？！あいつが？！」
まさかアイツが体育祭一位だったとは。
ちなみに私は体育祭の日風邪で寝込んでいたせいで参加できなかった。悔しい。
「何かしてたの？」
「女の子とイチャついてた」
あぁ〜と苦笑いする透くん。
「あいつモテるからなぁ」
ふぅんと間延びした声で返す。
アホらし、なんて思った事は口には出さなかった。
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lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (12月24日 1時) (
レス) @page38 id: 7de4ffbd52 (このIDを非表示/違反報告)
San(プロフ) - めちゃめちゃ好きな作品なので続きが見たいです（ ; ; ） (2023年3月1日 8時) (レス) @page32 id: b5216021f9 (このIDを非表示/違反報告)
ひなた - えっえっお願いしますみたいです大好きです (2023年2月13日 0時) (レス) @page38 id: 1bebe7d5ab (このIDを非表示/違反報告)
sana＊(プロフ) - もっちさん» わぁあありがとうございます😭もう作品が逸れ過ぎて収拾つかなくなってますよね😢笑 しかも最近また新しい幼馴染同級生ネタも浮かんできてて😂しばらく更新出来ておらずすみません！そろそろ気合い入れて進めます！💪 (2022年9月9日 19時) (レス) id: 35c21c90ed (このIDを非表示/違反報告)
もっち - 同級生設定のホークス嬉しすぎていつも楽しく読ませて頂いております！続きがとってもとっても気になるので少しずつでも書いていただけたらなぁと思います…。物語って考えるのも難しいし時間もかかるでしょうし大変だと思いますが、応援しています！頑張ってください！ (2022年9月2日 4時) (レス) @page38 id: 77bce02d1c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sana＊
| 作成日時：2021年10月12日 11時
