言い訳探索 ページ14
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プシューッ
電車の扉が開き慌てて降りる。
じ、地獄だった…！
もう二度とこの時間に乗らない。朝ギリギリぐらいでちょうどいいんだよ…！
疲れ果てた顔で改札を出ると、ポンと背中を叩かれる
振り返ればホークスだった。
「死にそうになってんじゃん」
「あんた毎日あんなキツキツの満員電車乗りながら登校してたの？なんでそんな朝早いの」
「んーちょっとね」
「自主練？」
「いやさすがに朝からしない。気になる？」
ニヤつきながら聞いてくるホークスにほんの一瞬だけ気になったけど、フンと顔を背ける。
「別に」
「あっそぅ」
ふーんと口先を尖らせながら隣を歩くホークス。
その先を他の生徒が通り過ぎて行った。
…なんだかんだこんな時間からでも登校している人いるんだ
といってもちらほら見かけるのはみんな真面目そうで、朝から勉強でもしてるような人たち。
この中にホークスがいることが違和感でしかない。
校門をくぐり校舎に入ろうとすれば、ホークスはじゃあと手を振って別方向に離れて行こうとした。
「どこ行くの？」
「別に気にならないんでしょ？」
意地悪な言い方をされた。なによ、さっきの根に持ってんの？
「ならない」
私も少し意地を張ってそのまま一人で校舎に入った。
教室に着くと、中は誰もいなかった。
窓だけが開けられてカーテンが風で靡く。
「おぉ」
初めての1番乗りに少し胸を躍らせて自分の席に座る。
シーンとした中、時計の針の音が空気の透き通った教室に響く。
「…暇だ」
そりゃそうだ。することないし
まじでホークスは何してるんだろう
教室の入り口をチラッと見てみるも、誰も来そうにない。席を立ち上がって廊下に出る。
各クラスの前を歩いて中を覗いてみてもまだガランとしていて、数人誰かいたとしてもやっぱり仲良い子はいなかった。
ホークスがいない。どこいるんだろう
こんなに朝早く来てるのに教室に入ってくるのは遅めなんだよなぁ
段々と気になってきてそこらへんをウロウロしてみる。
そしてふと、動きが止まった。
「…何してんだ私」
いつの間にかホークス探しの旅に出ている自分にドン引く。
それでも時計を見ればみんなが来るにはまだ早くて。
「…学校探索てことで」
なんて今更わけのわかんない言い訳を並べながら校舎を出た。
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lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (12月24日 1時) (
レス) @page38 id: 7de4ffbd52 (このIDを非表示/違反報告)
San(プロフ) - めちゃめちゃ好きな作品なので続きが見たいです（ ; ; ） (2023年3月1日 8時) (レス) @page32 id: b5216021f9 (このIDを非表示/違反報告)
ひなた - えっえっお願いしますみたいです大好きです (2023年2月13日 0時) (レス) @page38 id: 1bebe7d5ab (このIDを非表示/違反報告)
sana＊(プロフ) - もっちさん» わぁあありがとうございます😭もう作品が逸れ過ぎて収拾つかなくなってますよね😢笑 しかも最近また新しい幼馴染同級生ネタも浮かんできてて😂しばらく更新出来ておらずすみません！そろそろ気合い入れて進めます！💪 (2022年9月9日 19時) (レス) id: 35c21c90ed (このIDを非表示/違反報告)
もっち - 同級生設定のホークス嬉しすぎていつも楽しく読ませて頂いております！続きがとってもとっても気になるので少しずつでも書いていただけたらなぁと思います…。物語って考えるのも難しいし時間もかかるでしょうし大変だと思いますが、応援しています！頑張ってください！ (2022年9月2日 4時) (レス) @page38 id: 77bce02d1c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sana＊
| 作成日時：2021年10月12日 11時
