ヘアアレンジ ページ17
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新しいクラスになって数週間が経った。
クラスの雰囲気はいい感じだ。
ただひとつ、中心人物たちを除いては
「ホークスぅうう！！！」
クリーム色のふさふさな毛束を揺らしながら教室の中で叫ぶ。
「勝手に髪イジんな！！」
「寝てるAちゃんが悪いんでしょ」
気付けばホークスに髪を勝手にいじられる日々。
居眠り常習犯の私がウトウトしている間に毎度編まれているのだった。
「いいじゃん。崩さないでね」
「ンのくそっ！」
勢いよく立ち上がって、机を挟んだままホークスの頭に手を伸ばす。
黄金色の髪を掴み2つに分けとり、ご丁寧に机の上に置かれた私のために用意したのであろうゴムやヘアピンを取って両サイドにちょこんとちょんまげをつくってやった。
「崩さないでいてやるからホークスも今日一日ソレでいなよ」
フンと鼻で笑って鏡に映してやる。
「うわキッツ…まじで言ってる？あと2時間コレでいろって？」
「崩したらぶっ殺す」
「なにこの委員長」
そうしていると先生が教室に入ってきて授業が始まった。
開始早々先生がホークスの頭に気づく。
「あら、鷹見くんどうしたのその髪」
「崩したら殺されるんで触れないでクダサイ」
「かわいいじゃない。似合ってるわよ」
クラスの中で笑いが起きる。
私もクスクス笑っていると、ホークスにガンッと小さく椅子を蹴られた。
次の時間も同様に別の先生にイジられ、挙げ句の果てに写真まで撮られていた。
一日全ての授業が終了し、最後のHRも終わって後ろを振り返ればホークスはぶすっとした顔で私を見る。
「そんな不貞腐れた顔してるとかわいい髪型が残念だよぉ」
「うるさいな。外していい？」
「家帰るまでダメ」
「待ってホント勘弁して。せめて一緒に帰ってよ」
「私今日彼氏と帰るから〜」
そう言ってヒラヒラ手を振って席を立つ。
既に教室の入り口には透くんが迎えに来ていた。
「おつかれ〜」
「おつかれ。ホークスと何話してたの？」
「ん？大した話じゃないよ！しょうもない話！」
「ふぅん」
面白くなさそうな顔をされる。あぁ、ヤキモチ妬かれてるのか。
そんなんじゃないのに。めんどくさいなぁなんて思いながら透くんの手を引く。
最後にホークスの方を見れば既に女子に囲まれており、私と帰らなくても他に人いっぱいいるじゃんと笑って教室を出た。
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lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (12月24日 1時) (
レス) @page38 id: 7de4ffbd52 (このIDを非表示/違反報告)
San(プロフ) - めちゃめちゃ好きな作品なので続きが見たいです（ ; ; ） (2023年3月1日 8時) (レス) @page32 id: b5216021f9 (このIDを非表示/違反報告)
ひなた - えっえっお願いしますみたいです大好きです (2023年2月13日 0時) (レス) @page38 id: 1bebe7d5ab (このIDを非表示/違反報告)
sana＊(プロフ) - もっちさん» わぁあありがとうございます😭もう作品が逸れ過ぎて収拾つかなくなってますよね😢笑 しかも最近また新しい幼馴染同級生ネタも浮かんできてて😂しばらく更新出来ておらずすみません！そろそろ気合い入れて進めます！💪 (2022年9月9日 19時) (レス) id: 35c21c90ed (このIDを非表示/違反報告)
もっち - 同級生設定のホークス嬉しすぎていつも楽しく読ませて頂いております！続きがとってもとっても気になるので少しずつでも書いていただけたらなぁと思います…。物語って考えるのも難しいし時間もかかるでしょうし大変だと思いますが、応援しています！頑張ってください！ (2022年9月2日 4時) (レス) @page38 id: 77bce02d1c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sana＊
| 作成日時：2021年10月12日 11時
