思切 ページ17
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(ホークスside)
「顔やばいですよ、休んでます？」
「休んでは、ない…」
声も、か細くて
なんだか弱り切ったように見えて
とりあえずコンビニで甘いスイーツでも買ってあげ
ミリアさんに強引に食べさせる。
それでも元気を取り戻さない彼女に
俺は、何か食べに行きますかと声をかけた。
あれ、なんでこんな助けるようなことしとんのや俺
するとミリアさんは、くいっと俺の裾を引っ張って
消え入りそうな声で呟いた。
「ワイン、飲みに行こ」
ミリアさんに連れられて来たワインバーで
席に座ると、マスターと思われる人が声をかけて来た
「お久しぶりですね」
俺にも向けられた言葉
ここに来たの、初めてじゃないんだ
また、俺の知らないこと
とりあえずおまかせで一杯注いでもらい
グラスを傾けて乾杯する。
あ、なにこれ美味しい
「さっきの女性、公安から紹介された人？」
「あ、はい」
「………そっか」
黙られて、ミリアさんの顔を見てみると
ただ視線をテーブルに落として
なんとも言えない表情をしていた。
「……大変そうですね」
「そうだね、もう参ってる。誰かさんのせいで」
「俺のせいですか」
「そうだよ。大ダメージ」
「んなこと言われても」
だよねぇ、と笑いながらも
その顔はやっぱり辛そうで
「公安にもうホークスに会うなって言われちゃった」
「え、公安まで」
「ホークス、私と会うと頭痛くなるんだよね」
「……そうですね」
ミリアさんは
ゆらゆらとワイングラスの中身を揺らしていた手を止め
俺を見た。
「私、もうホークスに会わないほうがいい？」
思わず息が止まる。
全部、俺が悪いと思わせられるような表情
もう、そんな顔見たくない
「……はい」
そう答えるとミリアさんは
「……そっかぁ」と言って
俺の肩にコツンと頭を寄せた。
「泣かせちゃって、ごめんね」
「……」
「置いてっちゃって、ごめん」
「………」
「ほんと、後悔しかない」
泣きそうな、震えた声で
「手、また繋ぎたかった」
そう言って、一滴の涙を落とした後
ミリアさんは俺の肩で眠ってしまった。
…手、繋いでたんや
ミリアさんの膝の上に置かれた細い指に
そっと手を伸ばしてみる。
「……つめた」
もう今日が最後とでもいうように
告げられた言葉は
何故か、ひどく俺の胸を締め付けた。
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sana＊(プロフ) - スルメさん» もー本当に遅くなり申し訳ないです！！🙇♂️よかったですリクエストとまた読みに来ていただきありがとうございました！！😌💙💙 (2022年5月24日 1時) (
レス) id: 35c21c90ed (このIDを非表示/違反報告)
sana＊(プロフ) - きららさん» ほんとめっっちゃ久々の更新ですよね！😂お待たせいたしました！🙏ありがとうございます！😭💖多分水曜日に続き書けるはずなんで…！頑張ります！😠💪 (2022年5月24日 1時) (レス) id: 35c21c90ed (このIDを非表示/違反報告)
スルメ - ありがとうございます❗癒されました！！ (2022年5月23日 23時) (レス) @page29 id: 84b07a535e (このIDを非表示/違反報告)
きらら - わ〜更新久しぶりに来たァァァずっと待ってました👏他の作品もこの作品も更新無理しない程度に頑張ってください！ (2022年5月23日 14時) (レス) @page29 id: c1124bf868 (このIDを非表示/違反報告)
sana＊(プロフ) - はるさん» わー書いてましたね！😂相性いいお話かけるかな🤔笑 Twitterもありがとうございます！😂 頑張りますね🥺笑 (2022年3月14日 16時) (レス) id: 35c21c90ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sana＊
| 作成日時：2022年2月9日 21時
