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四人の目的 ページ28

「とりあえず、急ごう。」

谷崎さんは私の手を引いて飛行機の廊下を走り出した。一体どこに向かっているのか私には見当もつかない。
「あの、どこに行くんですか?」
私が尋ねても誰も何も言わない。これは・・・相当重要な何かがあるような気が・・・しないでもない。暫く走ると不意に谷崎さんが止まった。大きくて重厚な扉の前だ。敦くんが腕を虎化させて扉を無理矢理抉じ開ける。中は理科室のような作りになっていた。フラスコやビーカー、人体模型などが置いてある。そんな部屋の中央に大きな機械があった。国木田さんが警戒しつつその機械に近づく。
「これだ!」
その言葉に他の3人は身を固くした。一体あれは何だろうか・・・。と、考えていた時だった。
「えいっ!」
賢治くんが勢いよく拳を振りかざし・・・機械を殴った。
「!!?」
バキッと嫌な音がした後に機械がバラバラに砕け散る。大した説明も無しにいきなり機械を壊すところを見せられた私は思わずポカンと口を開けてしまった。
「ちょ、一体それはなんですか!?」
自分だけ知らない事に怒りを覚え思わず叫ぶ。そのせいでせっかく中也にもらった異能が出てしまい、四人の足元に大きなクレーターが出来る。
「ちょ、落ち着いてよ愛華ちゃん!」
敦くんが慌てたように叫ぶ。
「あ・・・。」
異能力が勝手に出てしまったことに気づき、慌てて四人にのしかかる重力を解いた。ふぅ、と安心したように谷崎さんがため息を着く。
「これは人工異能力を作るための装置だ。乱歩さんがすぐに在処を突き止めた。俺たちの目的はお前たちを奪還する事と、人工異能力を作るこの装置の破壊だ。」
国木田さんの言葉に私は足元に落ちた機械の破片を見つめた。
そうだ。私もこの機械を見たことがある。博士に攫われたときに見たんだ。先生は・・・元気にしているのかな・・・。あの時、助けてくれたお礼・・・まだしてないや・・・。そうだ、私はここから脱出して先生を探しに行く。兄さんには会えなかったけど・・・先生を探せば生きる理由が見つかるかもしれないんだから・・・!

はい、受験生の霧雨こころです。言いたいことは分かります。更新が遅れて本当に申し訳ありませんでした。ちなみに明日、六月十八日は定期考査です!いやぁぁぁぁぁ!頑張りますね・・・。

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霧雨こころ(プロフ) - うぇ!?おけです (2021年7月26日 17時) (レス) id: d062be7a2d (このIDを非表示/違反報告)
霧雨こころ(プロフ) - 世河経さん» え?あ・・・!ありがとうございます!なんかコメントに慣れてないのでとても嬉しいです!世河さんも頑張って下さい! (2020年12月11日 20時) (レス) id: d062be7a2d (このIDを非表示/違反報告)
世河経 - 世河も書き始めました!こころ先輩も更新頑張ってください! (2020年12月11日 19時) (レス) id: efa854360c (このIDを非表示/違反報告)
霧雨こころ(プロフ) - 太宰さんを病的に愛して止まない九州の個体さん» ありがとうございます。少しサボり気味ですが頑張って更新します。 (2020年10月1日 21時) (レス) id: 87155e6e69 (このIDを非表示/違反報告)
太宰さんを病的に愛して止まない九州の個体 - 面白かったです。お陰様で私も書きたくなりました。これからも頑張って下さい (2020年10月1日 8時) (レス) id: ce4dcee94e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:霧雨 こころ | 作成日時:2020年5月11日 11時

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