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思わぬ増援 ページ26

中也の体を異能痕が走る。私には訳が分からない。博士は中也に何をしたのか?この異能痕は何を意味するのか。

「ガルルルルルル・・・!」
中也の口から獣の唸り声に似たものが聞こえた。嫌な予感がする。
心配になって私は中也に近づいた。
「中也、大丈夫・・・?」
そう呟いて私が中也の肩に触れようとした時。
「愛華ちゃん、中也から離れるんだ!」
その言葉に従って私が中也から離れようとした時。
「!?」
中也と目が合った。その目は私の知っている中也の目ではなかった。中也がゆっくり立ち上がる。
「ガァァァ!」
中也が急に飛び上がる。その手からは赤黒い色をした球体が生まれていた。
「それはミニブラックホールだ!逃げろ!」
そう言われて私が逃げようとした時だった。中也が視界から消えた。それと同時に足元にあった自分の影が大きくなる。
えっ?
思わず後ろを振り返る。後ろに中也がいた。両手にミニブラックホール。
まずい・・・!
そう思った瞬間だった。
「こっちへ。」
誰かに手を引かれた。と、思った瞬間、中也があたりをキョロキョロし始めた。私は目の前にいるのに。
「どういう事だ・・・?3081はどこに消えた!?」
博士の慌てた声が聞こえる。
どうして・・・?私はここにいるのに・・・。
「愛華ちゃん。」
後ろから呼ばれた。そして見えない誰かに手を引かれ私は部屋を出た。そのまま私がさっきまでいた荷物部屋に来た。そして私の目の前にその人物は急に現れた。
「愛華ちゃん、僕たちだよ。」
目の前に現れたのは四人。
「谷崎さん、国木田さん、賢治くんに敦くん!?どうして・・・?」
そうか、私が見えなくなった理由は谷崎さんの幻像異能だったんだ・・・。
「太宰の指示だ。だがあいつが何を考えているのかは全く分からん。」
国木田さんが険しい顔で言った。
中也・・・一体どうしたんだろう・・・?

謝罪→←宣伝・・・?



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霧雨こころ(プロフ) - うぇ!?おけです (2021年7月26日 17時) (レス) id: d062be7a2d (このIDを非表示/違反報告)
霧雨こころ(プロフ) - 世河経さん» え?あ・・・!ありがとうございます!なんかコメントに慣れてないのでとても嬉しいです!世河さんも頑張って下さい! (2020年12月11日 20時) (レス) id: d062be7a2d (このIDを非表示/違反報告)
世河経 - 世河も書き始めました!こころ先輩も更新頑張ってください! (2020年12月11日 19時) (レス) id: efa854360c (このIDを非表示/違反報告)
霧雨こころ(プロフ) - 太宰さんを病的に愛して止まない九州の個体さん» ありがとうございます。少しサボり気味ですが頑張って更新します。 (2020年10月1日 21時) (レス) id: 87155e6e69 (このIDを非表示/違反報告)
太宰さんを病的に愛して止まない九州の個体 - 面白かったです。お陰様で私も書きたくなりました。これからも頑張って下さい (2020年10月1日 8時) (レス) id: ce4dcee94e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:霧雨 こころ | 作成日時:2020年5月11日 11時

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