君が、好き ページ30
『爆豪勝己の部屋なんですけど、』
「こちらですね。」
受付の人に場所を教えてもらい、
勝己の部屋へと向かう。
お医者さんの話によると、
少しずつ意識が戻ってきているそうだ。
『勝己。』
「A…？」
『入るね。』
『こめん。私の個性が相性良かったのに、勝己に守られてばっかりだった。』
勝己は何も言わない。
『ねえ、勝己。』
ずっと秘めていた想い。
今言わないでどうするの。
『私も、好きだよ。』
「はぁ””？！」
『うわ！びっくりした、、、』
さっきまで静かだったくせに、いつも通りになってるし。
「てめぇ、なんで最近俺に冷てぇんだよ！」
『だって、告白されてたから…。ハグも、してた…
そのせいで！勝己の告白、理解するのにどれだけ時間かかったと思ってんの！めちゃくちゃびっくりしたんだから！
…嬉しかったけど。』
「そーゆーことかよ、あれにはわけがあンだよ。」
爆豪side
痛みがひどい。
頭もボーっとする。
そんな時__
『勝己。』
大好きな声がした。
嬉しくて、でも、告白が失敗したことを思い出して、
辛かった。
それなのに
『私も好き。』
なんて言い出すから。
最近冷たくされてて、ずっと嫌われたと思ってた。
グイグイ行き過ぎたと思ってた。
でも、違った。
「好きです！付き合ってください！」
「は？付き合うわけねェだろ、てめぇに興味ねぇから。」
「でも、私、爆豪くんのこと大好きなんです。付き合って私のこと知って欲しくて。」
ウゼェヤツ、と思った。
俺には好きなヤツが居んのに。
すると、コイツ、小さな声で言いやがった。
「爆豪くん、Aちゃんの事好きなんですよね？ハグしてくれたら、黙っています！」
黙ってなくてもいいと思った。
でも、本人にバレたら告白の計画は失敗だ。
だから、ハグだけした。
気持ちわりぃ。吐き気がした。
まさか、見られてたとは。
『良かったぁ、そーゆうことだったのか！』
一安心するAを見てほっとする。
「もう1回言う。俺はAが好きだ。
…付き合え。」
『うん！』
少し泣きそうな顔。
でも、万遍の笑み。
あぁ、俺はこんなに好かれてたんだ。
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ゆうき(プロフ) - ありがとございます！もうきゅんきゅんです！ありがとうございました！ (2021年8月12日 12時) (
レス) id: 7d1f09313e (このIDを非表示/違反報告)
ゆうき(プロフ) - めちゃくちゃいい作品…！リクエストで「生理痛で寝込んでいたら」書いてほしいです！ (2021年8月12日 2時) (レス) id: 7d1f09313e (このIDを非表示/違反報告)
夢見 腐愛(プロフ) - 【これは、そんな私が 最高の彼女になるまでの 物語だ((】の、部分は、とても面白くて、吹き出しかけましたw更新楽しみです！頑張って下さい！！ (2021年8月11日 12時) (レス) id: c181f4e3a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぺん | 作成日時：2021年8月11日 11時
