妬いてしまう、告白 ページ27
ここ数日、ほんと勝己が好きすぎる。
前から好きだけど、意外と紳士的なところがあると知り、こんな神と出会えたなんて奇跡では？と思ってしまう。
なのにあと1週間とか、泣きそう。
『三奈、耳郎、一緒に食堂行こー。』
「行こ！」
「Aから誘うなんて珍しーね。」
廊下を歩いて食堂へと向かう。
その時、
「好きです！付き合ってください！」
と声が聞こえてきた。
「え？なになに告白？！」
当然、三奈がスルーのわけない。
ということで、
待機してみた。
『すごー！告白とか初めて聞くかも。』
「うちも、ていうかこの声、聞いたことない？」
チラっと様子を見ると
B組の人が勝己に告白していた。
『か、勝己…？！』
「えっうそ、A、爆豪のこと好きでしょ…？！」
『ちょ、三奈、しー！』
この2人だけは、私が勝己のことを好きだと知っている。
「まあ、あの爆豪なら振るに決まってるよ。」
「そうだよ！あ、なんか話してる！」
『なんだろ？聞こえない…。』
「チッわーったよ。」
「え？今分かったって…」
「A、大丈夫だから！ってあ、」
女の子が、勝己に、
ハグ、してる…。
しかもこの子、めちゃくちゃ可愛い。
勝己も、ウザそうな顔しながら拒否してないし。
付き合ったってこと？
「A、大丈夫だよ、失恋しても、ウチらがいるよ！」
「そうだよ！A組、結構かっこいい人多いしね！それにA、モテるんだから！」
『うん…』
やっぱり私は勝己が良い。
でも、私達は付き合ってるわけでもない。
ただ仲のいい(?)友達なのだから。
『まあ、大丈夫、ありがとう。』
その後はひたすら私の慰め会だった。
学校が終わったあとも、なんとなく家に帰りたくなくて、耳郎と買い物に出かけた。
『…』
「チビ、帰ってきたンならなんか言え！」
『ごめん。』
「なんかあったんか？」
『いや、なんでもないよ！大丈夫、元気！』
頑張って笑う。
感の鋭い勝己にも、決してこの作り笑顔がバレないように。
「あっそ。」
うう、勝己。
あの子とは付き合ったの？
ハグしたのはなんで？
…あの子のこと、好きなの？
言いたいことは沢山あるけど
どれも言えることじゃなくて
ただ部屋に引きこもった。
「飯、部屋の前に置いとくぞ。」
無理に呼ばないなんて、どうしてそんなに気が使えるんだろう。
勝己のこと、大嫌い。
そう、自分に言い聞かせた。
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ゆうき(プロフ) - ありがとございます！もうきゅんきゅんです！ありがとうございました！ (2021年8月12日 12時) (
レス) id: 7d1f09313e (このIDを非表示/違反報告)
ゆうき(プロフ) - めちゃくちゃいい作品…！リクエストで「生理痛で寝込んでいたら」書いてほしいです！ (2021年8月12日 2時) (レス) id: 7d1f09313e (このIDを非表示/違反報告)
夢見 腐愛(プロフ) - 【これは、そんな私が 最高の彼女になるまでの 物語だ((】の、部分は、とても面白くて、吹き出しかけましたw更新楽しみです！頑張って下さい！！ (2021年8月11日 12時) (レス) id: c181f4e3a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぺん | 作成日時：2021年8月11日 11時
