初の、ダブルデート（2） ページ16
「おー！着いた！初めて来たよー！」
「ほんと？良かったぁ！」
お茶子ちゃんの嬉しそうな表情を見て微笑むデクくん。
なんて良いカップルなんだ…
羨ましい…
？！
今、勝己に恋人繋ぎされた？！
本人は何事もないような表情してるし…。
爆豪side
なんか、Aが可愛くてつい恋人繋ぎしちまった…。
恥ず…
引かれてねぇかな。
「じゃまず、メリーゴーランドでも乗りに行こ！」
麗日の提案によってメリーゴーランドへ向かう。
前にちょこんと座っているAを後ろから眺めるのが幸せで、アトラクションなんてどうでも良かった。
「次、お化け屋敷とか行ってみない？」
『デクくんがそんなこと言うなんて…意外…』
次はお化け屋敷。
少しビクッとしたけど、そんなことより隣のAの反応が面白くて笑いを堪えていた。
『勝己、次行きたいとこある？』
「あ？…ジェットコースター」
『あーそ、そーなんだ、い、いいよねっ』
反応から分かる。
コイツ、絶叫系苦手だ。
でも面白いし黙っておこ。
『うわぁぁぁぁ』
「おわぁぁぁ」
終始大声を出していた女子2人。
デクがどう思ってるかは知らねぇけど、
俺はその反応に満足だった。
『勝己、しぬ…』
そう言ってAに腕を掴まれる。
可愛い。
ほんと、おめぇは可愛いな。
「みんな、ちょっと休憩せん？アイスとか売ってたし！」
『アイス？！食べたい！』
食いもんの話になった途端、目を輝かせる。
それは可愛いんだけど、そのせいで俺から離れてしまった。
麗日、許さねぇ
『勝己も食べよ！味何がいい？』
「何があンだよ。」
『えっとねーオレンジと、りんごと、ぶどうと…コーラと…』
「オレンジ。」
『おっけい！私はぶどうかな…2人は？』
Aはぶどうが好きなのか…
今度なんか買ってやろ。
「私はりんごで！」
「僕はコーラかなぁ」
『すご！みんな違うね。』
そんなこんなで4時間後___
Aside
「最後は観覧車に乗ろう！」
デクくんの提案によって、観覧車に乗って帰ることになった。
確かに、夕焼けが綺麗に見えそうだ。
『賛成！』
デクくん、お茶子ちゃんの2人と、私、勝己の2人に別れて乗る。
『勝己、今日はごめん。ありがとう。』
「うっせぇ！気にすンじゃねぇ！」
『っん？！』
キス…された…？なんで…
「…悪ぃ…」
『…』
(いい加減、意識させないでよ)
(いい加減、気づけよ…)
こうして、ダブルデートは幕を閉じた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 163人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆうき(プロフ) - ありがとございます！もうきゅんきゅんです！ありがとうございました！ (2021年8月12日 12時) (
レス) id: 7d1f09313e (このIDを非表示/違反報告)
ゆうき(プロフ) - めちゃくちゃいい作品…！リクエストで「生理痛で寝込んでいたら」書いてほしいです！ (2021年8月12日 2時) (レス) id: 7d1f09313e (このIDを非表示/違反報告)
夢見 腐愛(プロフ) - 【これは、そんな私が 最高の彼女になるまでの 物語だ((】の、部分は、とても面白くて、吹き出しかけましたw更新楽しみです！頑張って下さい！！ (2021年8月11日 12時) (レス) id: c181f4e3a0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぺん | 作成日時：2021年8月11日 11時
