アシャ ［ヒロアカ］

オレンジと影 ページ16

テスト、やっっっと終わったー！！(二つの意味で)

　ということで更新再開デース！(ヒャッハー


※作者はテスト後いつも神経がおかしくなります｡

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　重い足取りで夕日に染まる道を歩く｡

　みんな、言葉は明るいのに……その行動を見ていると自分は邪魔なんじゃないかと思えてくる｡


　いらない子


　小さい頃から周りがそう呼ぶ。

　友達はいたけど、助けてくれなかったし助けられなかった｡

　……ここまでよく頑張れたと思う｡

　そりゃあ私と話すとき書く時間が必要だから変な空気流れるし、スムーズに会話が進まない。でも、私だって書くの早くしたり努力はしているんだ｡

　私だって、辛いのに｡

　気持ちが全然伝わらないんだもん。むしろ心を紙の上に表す方が無理難題だって｡

　喜怒哀楽を書けばそれまでだけど、心はそんな単調なものじゃない｡

　……常闇くんだって私と話すの疲れるんだろうな。顔こそ無表情だけど、きっとみんなと同じ気持ちだ｡

　いつのまにかAは駅の近くにまできていた｡

　電車通は時刻表に合わせないと帰れないからつらいぜ☆(テンションおかしい)

　それに、駅前というのはお店がたくさん並んでいていつもにぎわっている｡

　友達ができたら一緒に行ってみたいな｡

　楽しいのかどうかよくわからないけど、友達となら楽しいのかな。友達となら｡

　そのとき、横から手が伸びてきて腕をつかまれた。そのまま路地裏に引っ張られ壁に投げられる｡

　駅前というのは変態もたくさんいるんだよ｡

(……三人)

　頑張ればなんとか倒せる｡

　シュッと一番近くの男に蹴りをいれる。しかし相手は身軽によけた｡

「おっと、危ないぜお嬢ちゃん。こっちには刃物があるんだ。それも痺れつきのな。

　しゃべれないんだからおとなしくするのが良策ってもんよ」

　蛇みたいな男が言うと気持ち悪く笑った｡


　なんで、知ってるの……！

　まだ、まだ転校してきて一ヶ月もたってないじゃない！


　恐怖にすくんだAをすばやく二人が壁に押さえつける｡

　しまった、と思っても遅い。あれだけすきを見せるなといわれていたのに｡

　蛇男の手が制服のボタンに触れる｡


　いやっ、なんで私ばっかり……！


　あきらめるしかなかった。ただ、最後の抵抗として涙は流さず無表情を貫くと誓った｡

路地裏の黒い影→←ネクタイのピン

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