アシャ ［ヒロアカ］

the◎個性発表会４ ページ14

麗日お茶子

「えー、常闇くんが机に突っ伏しちゃって強制的に終わったから、私が最後だね！

　私の個性は無重力！ Aちゃん、タッチ！」

　すると体がふわりと空中に浮いた。

　「ふわり」って表現いいけど心の中でAは、にぎゃああぁと叫んでいた。

「どう？ すごいでしょ！」

　すごいけど降ろしてほしい！ この天然めぇ！

　そのとき、中で何をしているのか知っている相澤先生が入ってきた。もちろん目を赤く染めて。

　あっ、やば……。

　天井近くまで浮いていたAの体は一気に急降下。

　にぎゃああぁ！(２回目)

　いくら私でもこの高さはムリ！

　Aは叫びながら(心の中で)床への衝撃に備えた。

　しかし思っていた痛みはなく、むしろあったかい……？〈お決まりのやつ〉

　常闇くん！

　そう、目の前には彼の体があって落ちてきたところを受け止めてくれたのだ。

　助かったけど、さっきの体勢と一緒だな(抱きしめ)

「大丈夫か？ ケガしてないか？」

　常闇くんの方が痛いだろうに。心配してくれるなんて、優しい。ううん、優しすぎるんだよこの人。


　ホント、私のヒーローだなあ……。


　Aは目を細めると、彼のくちばしに軽く口づけをして立ち上がった。そして泣きながら謝る麗日に大丈夫だよという笑顔を見せた。

　一方、常闇は突然の出来事に固まって、珍しく目を丸くしながらAの後ろ姿を見ていた。


　その後の一校時目の間、ずっとくちばしの先を触ってほほを染めていた。



――――――――――――――

　更新遅れやした！ スンマセン！！

　宿題多いと死んじゃうね☆

　そして六月の中旬にテストが……テストがあるので更新もっと遅くなるかも。

　更新しないわけではないので気長に待っててくださいぃ！


　あと常闇くんの私服がかっこよすぎて悶える。

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