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ホークスが去った後、一人残った教室の中で私は何を書かれたのかTシャツを脱いで見る。
次の瞬間私は目を見開いた。
真っ白な中小さめに描かれた真っ赤な翼のイラスト
まるでホークスの剛翼のような
お世辞でも上手いと言えないそれはどこかデザイン性を感じ、所々カクカクしているのも手描き感が出ていて愛おしさが増す。
「反則すぎるよ…」
なんなの、どういうつもりで描いたの？
これ以上好きにさせてどうしてくれるの
嬉しすぎて、心臓がぎゅうってなりすぎて思わず涙が溢れる。
カランと床に落ちる宝石たちは、赤やピンクの色に染まっていた。
「好き……好きになって欲しい」
壁にもたれながらしゃがみ込んで、シャツをぎゅっと握りしめる。
最近優しいっていうか、なんていうんだろう。距離が近くなった？なんか、ホークスからしてもらえることが増えた
慣れなのか何なのか理由は分からないけど、その行動ひとつひとつに私は驚くばかりで
「ほんと、期待しちゃう…調子乗っちゃう」
どんどん好きになることを許されているような
そこで、ひとつ不安なことが頭の中を過ぎる。
「…終わったのかな」
ホークスが以前言っていた、大人の関係をもってる女性。
今まで特に気にもとめていなかった存在に胸が締め付けられる。
あぁついに独占欲まで出てきてしまったかと自分で呆れ笑う。
「今度聞こ」
自分の気持ちにブレーキをかけるわけでもなく、私は立ち上がりTシャツを着た。
そのタイミングでスマホが鳴り、咲良がやっと交代できたことを知らされる。
「咲良、私もうやばい」
『何が？』
「ホークスのこと好きすぎる」
『知っとるよ。また何か良いことあったんや』
「うん。あとで見て」
通話を切って床に落ちた宝石たちを拾い上げポケットにしまう中、ひとつだけ赤色に光る宝石を眺める。
感情によって色が変わる宝石。ホークスに出会ってから赤やピンクを見ることが増えた。
初めて会った日に渡したあの赤い宝石、ホークスは持っていてくれているのかな
「捨てられてたらショックだなぁ」
まぁ、捨てられてても仕方ないかもねとクスリと笑う。
赤色の宝石をポケットに仕舞い込み教室の扉を開いた。
静かだったさっきの空間とはかけ離れて騒がしくて賑やかな廊下。
背中の赤い翼をひと撫で、まるで本当に羽が生えたかのように、私は軽い足取りで文化祭に戻った。
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sana＊(プロフ) - 悠さん» ありがとうございます！😳💕私もホークス夢の少なさに物足りなさを感じて自分で書き始めたので😂最近私も更新が遅れておりますのでゆっくりお読みください🥺🙏✨ (2022年9月9日 19時) (
レス) id: 35c21c90ed (このIDを非表示/違反報告)
悠(プロフ) - ホークス夢あんまり見かけなかったので嬉しいです。まだ他の作品含め途中までしか読めてませんが、ゆっくり読みます。 (2022年9月7日 12時) (レス) id: 711f276c56 (このIDを非表示/違反報告)
sana＊(プロフ) - うみうしさん» 初めましてうみうしさん！コメントありがとうございますー！！わぁ嬉しい\(//∇//)\series＊2の方も頑張って更新していきまぁす！！ (2021年8月24日 1時) (レス) id: 35c21c90ed (このIDを非表示/違反報告)
うみうし - はじめまして！！も、もう心臓がもちませんよ、、、ドッキドキします！！！大好きですー！！！ (2021年8月23日 21時) (レス) id: fffe7db0be (このIDを非表示/違反報告)
sana＊(プロフ) - 泣き虫＊しずくさん» ｸﾞｧｰｰｰｰｯ！うまい！！笑 やっとデレはじめましたよぉおっそい！！笑 もうめっちゃ嬉しいお言葉ですありがとうございます…！私もいつも応援してくれるしずくさんのこと愛してますぅ(//∇//) (2021年7月10日 15時) (レス) id: 35c21c90ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sana＊
| 作成日時：2021年6月4日 10時
