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(ホークスside)
花火大会が終わり、俺は事務所での後処理を終えそのまま自宅に向かった。
帰る途中、ピコンとスマホの通知音が鳴り画面を開くと『今日行くね』とシンプルなメッセージが映し出される。
「……まじかぁ」
はぁとため息をつきながら既読だけをつけてスッとスマホをポケットにしまい込む。
飛行していた剛翼の意識を落として地面に降り立ち自分の足でゆっくりと道を歩きながら空を見上げた。
…Aにキスしようとしてた
対抗してくれれば、やっぱり違うって拒否ってくれればよかったのに
熱い視線に吸い込まれるように唇を寄せてしまった自分が一体何を考えていたのかわからない
あの時の衝動を思い出してもう一度深いため息を吐く。
あの日事務所で告白された日から、Aのことを考える日が増えたのは事実だ。彼女が本気で俺の方が好きなのも今日でわかった気がする。
「それでもアウトすぎる…」
くしゃくしゃと自分の頭をかく。
しばらくAのことを考えながら歩いているうちに、気づけば俺は自分のマンションの下に着いていた。入り口には1人の女性が立っていて、俺の姿を見るなりスタスタと近寄ってきた。
「お疲れ、遅かったじゃない。まさか歩いてきたの？」
「おつかれ。たまには羽休めてもいいでしょ」
「行くってLINEしたでしょ。もっと早くきてくれると思ったのに。歩くなんて珍しい」
入り口で立ち止まることもなく俺たちは流れるようにマンションに入ってエントランスを抜けエレベーターに乗った。
慣れたように最上階のボタンを押す彼女は、Aに以前教えた大人のお付き合いをしている女性だ。
雑誌の表紙飾りまくりの大人気モデルで、地元が同じ九州というのもあって偶然飲みの場で一緒になった時にノリでそういう関係になった。
階数が変わっていくのをただぼぅっと眺めていると、隣から視線を感じキャップとマスクを付けた彼女からじぃっと見られているのに気づき視線が合う。
「なに？」
「何かあったの？」
「別になんもないよ」
フイと顔を逸らせば同時にエレベーターの扉が開いて右手を取られてそのまま引かれる。
握られた手と彼女の後ろ姿をただじぃっと見つめながら、俺は赤いリボンで結ばれた淡い紫色の髪の毛を思い出していた。
あの時、リボンを解いてふわふわに広がった髪に触れたいなんて思っていた俺はもうAのことを意識してしまっているんだろう
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sana＊(プロフ) - 悠さん» ありがとうございます！😳💕私もホークス夢の少なさに物足りなさを感じて自分で書き始めたので😂最近私も更新が遅れておりますのでゆっくりお読みください🥺🙏✨ (2022年9月9日 19時) (
レス) id: 35c21c90ed (このIDを非表示/違反報告)
悠(プロフ) - ホークス夢あんまり見かけなかったので嬉しいです。まだ他の作品含め途中までしか読めてませんが、ゆっくり読みます。 (2022年9月7日 12時) (レス) id: 711f276c56 (このIDを非表示/違反報告)
sana＊(プロフ) - うみうしさん» 初めましてうみうしさん！コメントありがとうございますー！！わぁ嬉しい\(//∇//)\series＊2の方も頑張って更新していきまぁす！！ (2021年8月24日 1時) (レス) id: 35c21c90ed (このIDを非表示/違反報告)
うみうし - はじめまして！！も、もう心臓がもちませんよ、、、ドッキドキします！！！大好きですー！！！ (2021年8月23日 21時) (レス) id: fffe7db0be (このIDを非表示/違反報告)
sana＊(プロフ) - 泣き虫＊しずくさん» ｸﾞｧｰｰｰｰｯ！うまい！！笑 やっとデレはじめましたよぉおっそい！！笑 もうめっちゃ嬉しいお言葉ですありがとうございます…！私もいつも応援してくれるしずくさんのこと愛してますぅ(//∇//) (2021年7月10日 15時) (レス) id: 35c21c90ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sana＊
| 作成日時：2021年6月4日 10時
