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私がいた場所から、学校まではそう遠く離れていなかったらしい。
ものの数分で校門前に着いてホークスにおろしてもらう。
「あ、ありがとうございます！」
「いーえ。あ、はいコレ」
手渡された手の中にはさっき私が溢した赤と青の宝石。
赤い宝石を見て、完全にホークスの色だと思ってひとりで笑ってしまう。
「どしたの」
「いえ…好きな色だと思って」
「赤好きなんだ？」
「はい。ホークスの色みたいで」
そう言うと、目の前のホークスは少し恥ずかしそうに頬をかいた。うわ、こんな顔生で見れるとか私近々死ぬんじゃ…？
「あー…ドーモ。まぁ、これからも応援ヨロシク」
「全力で推します」
「ありがと。じゃあ転校初日頑張ってね」
そう言って手を振りながら飛び立っていこうとしたホークスの腕を待ってと咄嗟に掴む。
「うわっ！なに？」
「あ、あのっ！」
バッとホークスに赤い宝石を渡す。
「これ、貰ってくれませんか！」
「…え」
「助けてくれたお礼っていうか…大した価値なんてないと思うんですけど、なんかホークスに持ってて欲しくて」
ホークスは少し黙った後、震える私の手からそっと宝石を受け取った。
「ありがと。部屋に飾っとくよ」
顔の横に持って笑うホークスに、ぶわっと胸が躍り立つ。
感極まってまた泣きそうになると、ホークスは慌てて私の目元をおさえた。
「泣きすぎ！」
「ぅ…すみません嬉しすぎて」
「あまり人前で泣かない方がいいよ。変な人に狙われちゃうから」
「狙われたら、ホークスが助けてくれる…？」
「そりゃ助けに行くけど、そうなって欲しくない」
よしよしと頭を撫でてくれるホークスに、頑張って涙を引っ込める。
「はやく行きなよ。遅刻するよ」
「うん…行ってきます！」
行ってらっしゃい、と見送られながら校門を潜る。
校舎に入る前もう一度後ろを振り返るとホークスはまだ立っていて、手を振ってくれた。
すぐして他の生徒たちがホークスに集まり始め、ホークスが慌てて空に飛んで行ったのを見送る。
「また会いたいなぁ」
手元に残った青色の宝石をポケットに仕舞い込んで校舎に入った。
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sana＊(プロフ) - 悠さん» ありがとうございます！😳💕私もホークス夢の少なさに物足りなさを感じて自分で書き始めたので😂最近私も更新が遅れておりますのでゆっくりお読みください🥺🙏✨ (2022年9月9日 19時) (
レス) id: 35c21c90ed (このIDを非表示/違反報告)
悠(プロフ) - ホークス夢あんまり見かけなかったので嬉しいです。まだ他の作品含め途中までしか読めてませんが、ゆっくり読みます。 (2022年9月7日 12時) (レス) id: 711f276c56 (このIDを非表示/違反報告)
sana＊(プロフ) - うみうしさん» 初めましてうみうしさん！コメントありがとうございますー！！わぁ嬉しい\(//∇//)\series＊2の方も頑張って更新していきまぁす！！ (2021年8月24日 1時) (レス) id: 35c21c90ed (このIDを非表示/違反報告)
うみうし - はじめまして！！も、もう心臓がもちませんよ、、、ドッキドキします！！！大好きですー！！！ (2021年8月23日 21時) (レス) id: fffe7db0be (このIDを非表示/違反報告)
sana＊(プロフ) - 泣き虫＊しずくさん» ｸﾞｧｰｰｰｰｯ！うまい！！笑 やっとデレはじめましたよぉおっそい！！笑 もうめっちゃ嬉しいお言葉ですありがとうございます…！私もいつも応援してくれるしずくさんのこと愛してますぅ(//∇//) (2021年7月10日 15時) (レス) id: 35c21c90ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sana＊
| 作成日時：2021年6月4日 10時
