5 不思議な質問 ページ8
「「「ごちそうさまでしたっ」」」
食事を食べ終わり、自室へと向かう
いや、食事の時間は楽しかった
雪が、水を憧れの風丸さんの頭に転んで零すとは…
その後、ふきんを風丸さんの顔にぶちまけて
そして、零した水に滑って風丸さんを巻き込んで転ぶ…本当に笑ったものだ
円堂「なぁ、天野!」
「あ、円堂さん、どうかしました?」
名前を呼ばれ、振り返れば円堂さんがいた
円堂さんは「お前、中2だよな?」と尋ねてくる
それにｺｸﾝとうなづけば、円堂さんはﾆﾂと笑う
円堂「なら、敬語とさんづけやめてくれよ!」
「いいんですか?」
円堂「ああ!」
「じゃあ、タメでいかせてもらうね」
笑って言えば、円堂も笑ってうなづいた
この人はどこか、キャプテンと似ている
人を惹きつけるところとか、笑った時の、安心感とか
なんだろう、どこか、似てるんだ
「で、私に用だった?」
円堂「そうそう!!俺、武を探してるんだ!どこいるかわかるか?」
「キャプテン?自室じゃないかな?」
そう答えると、そうか!と円堂は走って消えていった
私も自室に戻ろうと角を曲がれば、１つの人影とぶつかる
少し、バランスが崩れたがそれを持ち直し、ぶつかった人をみる
それは、今、円堂が探していた人で
「ｷｬﾌﾟﾃﾝ!」
松岡「ああ、悪い、A!」
「大丈夫です!それより、円堂が探してましたよ?」
松岡「お、すでに円堂を呼び捨てか〜、仲良くなったのか?」
「少しだけ」
ｷｬﾌﾟﾃﾝは「そうかそうか」と私の頭をｸﾞｼｬｸﾞｼｬと撫でる
せっかく、整えた髪も無茶苦茶だが
頭を撫でられるのは嫌いじゃない、むしろ、どこか安心する
撫でるのをやめたが、頭に手を置いたままのキャプテン
それが、気になってそろり、とキャプテンの顔を覗き込む
「(外をみてる…?)」
ｷｬﾌﾟﾃﾝは黙って外を見ていた
暗い、真っ暗な空は、無数の星と、三日月が照らしている
松岡「――――か」
「え?」
先輩の小さな声が聞こえなくて、聞き直そうとしたが
ｷｬﾌﾟﾃﾝは何でもない、と笑うだけで
松岡「…大丈夫か?」
「?何がですか?」
首をかしげる私に、キャプテンはただ笑った
そして、「じゃあな」と一言つぶやき、自室への道を歩いて行った
残された私には、１つの疑問しか残ってなくて
それを確認するかのように私は、つぶやいた
「なんだったんだ?」
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結菜 - 更新頑張って下さい！ (2014年7月13日 11時) (
レス) id: a6f69421c1 (このIDを非表示/違反報告)
咲倉◇ホノカ(プロフ) - はじめまして！ この小説面白いしちょっと暗いところとかそこが癖になり中毒になりそうです！ 更新頑張ってください！ 応援してます(^∀^) (2014年5月19日 4時) (レス) id: d0bac14943 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：〜天女（てんにょ）〜 | 作成日時：2014年5月12日 23時
