1 神凪イレブンはマイペース ページ3
「おーい、天野っ」
「ん、なんですかー、キャプテン」
名前を呼ばれｸﾙｯと振り返る
名前を呼んだのは、我らがサッカー部キャプテンである松岡武(まつおかたける)先輩
いつも何かを急にいいだす困ったキャプテン
だが、サッカーの実力は本物、サッカー部の中でも実力は1番だ
人柄もよく、この学校1のモテ男でもある
「言い忘れたんだけどなーってか、さっき思い出したんだけど」
「なんですか?」
「今日、雷門中サッカー部来るんだ」
胸をはって、そう言い切るキャプテン
私は思わず「は?」と聞き返してしまう
雷門?サッカー部…?
あの、FFで優勝した、あのチームが
「…冗談ですか?」
「いや、本当…ってか、もう来てるんだ」
「は?」
ほら、と窓の外を指差すキャプテン
ｸﾞｲｯと身をのりだす「危ないぞー」なんて言ってるキャプテンの声を無視して
外には水色のキャラバンにその近くには、何名か少年、少女たちがいて…
「こんな所で、ﾄﾛﾄﾛしてる場合じゃないでしょ!?」
「そうだなぁ」
「今すぐ行きますよっ!」
ｸﾞｲｯとキャプテンの腕をひき、廊下を全速力で走る
廊下を歩く、キャプテンのファンクラブの視線がいたいが…
それを気にして、振り返れば生きて帰れそうにない
そう思いを胸にひめて、固唾を飲み込み
私はキャプテンの腕をひいたまま、グラウンドへと急いだ
―――Inグラウンド
「おい、お前らぁ!!おっせーぞ!」
「ｹﾞｯ大和(ﾔﾏﾄ)先輩ｯ」
一歩、後ろへとさがる
それでも、大和先輩の素晴らしい頭は太陽を反射させ、私を映す
「相変わらずいい頭してますね、なんて口がさけても言えない」
ちなみに副キャプテンだ
キャプテンと違って、ﾏｲﾍﾟｰｽではない
この人が裏のキャプテンといわれているのも過言じゃないだろう
「いい頭とはどういうこった!?」
「うぎゃあ!髪、引っ張らないでくださいｯ!先輩みたいにハゲますｯ!」
「大和!後輩をいじめないの!」
「はぁ!?全部、俺のせいかよ!結衣!!」
「武!キャプテンでしょ!何か言いなさいっ!」
ﾏﾈｰｼﾞｬｰである結衣先輩は一言でいえば可愛い
そして、キャプテンと大和先輩の幼馴染である
ｷｬﾌﾟﾃﾝとは付き合っていない、と言い張るが、いいカップル…
いや夫婦といえるくらい息がピッタリだ
キャプテンは「あ〜」と言葉を濁し、後ろを指差した
「とりあえず、雷門イレブンの皆さんに挨拶だな」
「「「あ、忘れてた」」」
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結菜 - 更新頑張って下さい！ (2014年7月13日 11時) (
レス) id: a6f69421c1 (このIDを非表示/違反報告)
咲倉◇ホノカ(プロフ) - はじめまして！ この小説面白いしちょっと暗いところとかそこが癖になり中毒になりそうです！ 更新頑張ってください！ 応援してます(^∀^) (2014年5月19日 4時) (レス) id: d0bac14943 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：〜天女（てんにょ）〜 | 作成日時：2014年5月12日 23時
