策士_Motoki（2） ページ5
『はっ！？』
目の前でニコニコと笑うシルクを見て察した。
はかりやがったな！！！！
やられた…どうしよう…
頭の中でぐるぐる考えながらモトキをチラッと見る
モ「……」
▼モトキは無言でこちらを見つめている！
どうする？
認める
逃げる
→誤魔化す
認める…のはまだ心の準備が出来ていない。
逃げる……のもほぼ認めたようなものだろう。となると
誤魔化すしかない…！！！
『いっ、いや！ほら！モトキってノーリアクション王じゃん？はなから負け確定してるし、負け戦ってやる気でないっていうか〜…』
あははっと空笑いが響いて
どんだけ私は嘘が下手なんだと白目向きそうになった。
シルクはため息を吐いて「俺ちょっと電話してくるわ〜」と部屋を出ていってしまう。
え！！！ちょ！シルクカムバァアアック！！！
この空気どうすんだおい！！！！！！
モトキは「ふぅん？」と言いながら未だにこちらをじっと見ている。
私はダラダラと冷や汗をかきながら首を縦に振り続ける。
モ「てっきり俺のこと好きなんだと思ったよ」
ドキリと心臓が大きく鳴るのがわかった。
否定も肯定も出来ずに
『えぇと…』と言いながら目を泳がすと
目の前のソファに座っていたモトキがスッと立ち上がるのが横目に見える。
私は床に座り込んでいる状態なので
自然と見上げるような形になる。
ツカツカと近付いてくるモトキに耐えられず
ズリズリと後すざりしてみる。
だって顔怖いんだもん！！！
無表情なのに目が！獲物を見る目になってる！！
私の目の前に立ったモトキは私を見下ろしそのまましゃがんで目線を合わせた。
モ「もう一回言うね、俺のこと好きなのかと思ったんだけど違うの？」
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めぐ - この短編集面白い！好きかも！ 今度リクエストしてもいいですか？あと良かったら、私の小説も見にきてくださいね！ (2019年5月10日 21時) (
レス) id: f0e8bb052e (このIDを非表示/違反報告)
さむげたん(プロフ) - かなとさん» 失礼いたしました。ご忠告ありがとうございます。 (2019年4月23日 18時) (レス) id: 385f632e86 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さむげたん | 作成日時：2019年4月23日 12時
