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# 06 ページ7

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「 んー… 」






カーテンの隙間から射し込む陽の光で目が覚める。

どこからかお味噌汁のいい匂い。






「 お味噌汁…?なんで…?」






見覚えのない壁掛け時計の針が差すのは
どちらも6辺り。つまりAM6:30。






「 ここ何処…!?______ 服は!?」






見覚えのないセミダブルベッドに
見覚えのないダボダボのスウェット。

下着は付けている。昨日のやつ。

でも化粧は落としてある。






「 え、何…?どういうこ『 あ、起きたん?』






テンパる私に声を掛けたのは、
昨日私にトンデモ発言をした治くんだった。






「 ちょっと待って、いや、え…?」


『 どうしたん?笑
もう起きるんやったら飯作ったるからこっち来てな 』


「 あぁ、うん… 」






______あれ?

なんかめちゃくちゃ普通じゃない…?
昨日は私達、何も無かった…?


てゆうか私、あのトンデモ発言に対して
なんて答えたんだっけ…?



やっば、全っ然覚えてない。
記憶無くすほど酔ってなかったんだけどなぁ…






「 とりあえずお腹空いた…ご飯… 」






のそのそと布団から出て、
開店前の店内へ入っていく。

と、何故かカウンターには先客が。






『 あれ!?A!?』


『 Aさん、おはざーっす!!』


『 … 』






幻覚か…?
昨日も見た喧しい3人組がいる。

そうだ、きっと夢見てるんだ。



この人たちは今日早いって言ってたし、
私が家に帰ってない訳が無い。



そう自分に言い聞かせたその瞬間______






『 サム…お前ぇぇぇぇぇ!!!!! 』






宮侑の叫び声によって現実だと痛感。






『 Aちゃんに手ェ出すなって言うたやろ!!!』


『 " A " はお前のちゃうねん。
そんなん俺の勝手やろ 』


『 ハァァァァン"!?!?』






暴れる宮侑を木兎さんが
おにぎりを食べながら片手で止めている。

あれ、今 治くん、私の事呼び捨てで…






『 A 』


「 はっ、はいっ!!」


『 ははっ、何やねん。笑
俺ん隣で食べてええよ 』


「 ありがとう… 」






" 当たり前や " と言って
優しく私の頭を撫でる治くん。


ぐんぐんと自分の顔が
熱くなっていくのを感じる。






『 ミャーサムとA、付き合ったの?』






木兎さんの確信をつく発言に
治くんを見れば、バチッと目が合う。

ニヤリと笑った治くんは、ハッキリと言い放った。






『 せやで。もうAは俺のもんや 』







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mini(プロフ) - RIOさん» ありがとうございます!すごく嬉しいです(T_T)これからも頑張ります!! (2021年12月18日 2時) (レス) id: 61e392b41e (このIDを非表示/違反報告)
RIO - 小説読ませてもらってます!この作品、めっっちゃ面白いです!!なんか、私の願望がそのまま現れた話というか(( 更新楽しみにしてます! (2021年12月17日 23時) (レス) @page6 id: 759836d8d0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:mini | 作成日時:2021年12月15日 23時

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