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「 ふー…来ちゃったよ、大阪 」
3月半ば。
とうとう大阪に完全お引っ越し。
初日という事で、京治が紹介してくれた人が
迎えに来てくれているらしい。
紹介っつっても、ガッツリ私も知ってる人だったんだけどね…
『 おーーーーーい!!Aーーー!!』
「 あっ!!ぼーくとさーーーん!!」
周りの人がぎょっとするほどの大声で
私を呼んで、こちらへ走ってくる(もはやダッシュ)のは
今やプロバレーボール選手の木兎光太郎。
高校時代の直属の先輩だ。
木兎さんが大阪にいること忘れてたなんて言ったら
一気にしょぼくれモードだろうな…
『 会いたかったぞー!!A!』
「 ぐえっっ…わ、私も会いたかったデス… 」
私を抱っこして、ぎゅーっと抱き締める木兎さん。
傍から見たら遠距離恋愛中の恋人たちの再会なんだろうけど…
木兎さんは完全に私を妹だと思ってるし、
私も木兎さんをお兄ちゃんだと思ってる。
大好きなお兄ちゃんだ。
『 まーた美人になったなぁ!!兄ちゃん心配だ!』
「 何言ってるんですか木兎さん…
彼氏すら出来なくて困ってるんですよ!」
『 だーっ!!そしたらあかーしに貰ってもらえ!』
「 ガッツリ振られてきましたよ!」
なんて言うと、
" え!?Aってあかーしのこと好きだったの!? "
と慌て始める木兎さん。
「 いや、そうじゃなくて… 」
『 え!?じゃあどういう事!?』
あー…面倒臭いことになったな。
こんなくだらないことを説明するのも
気が引けるから、話題変えよ。
「 そういえば『 え!!??Aちゃんやん!!』
「 え"… 」
喋ろうとした途端、聞き馴染みのある声に遮られる。
なんならこの声に何度耳を塞ぎたくなったか…
「 宮…侑… 」
振り返れば、二度と会いたくないと思っていた
高校時代 私が彼氏が出来なかった原因が
満面の笑みで立っていた。
『 これって運命の再会やんな!?
ってことで、______ 結婚しよ?』
「 最っ悪!!!!!!」
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mini(プロフ) - RIOさん» ありがとうございます!すごく嬉しいです(T_T)これからも頑張ります!! (2021年12月18日 2時) (レス) id: 61e392b41e (このIDを非表示/違反報告)
RIO - 小説読ませてもらってます!この作品、めっっちゃ面白いです!!なんか、私の願望がそのまま現れた話というか(( 更新楽しみにしてます! (2021年12月17日 23時) (レス) @page6 id: 759836d8d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mini | 作成日時:2021年12月15日 23時