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俺はもうずーっと禰豆子ちゃん一途だから！見境なしじゃないから！！と騒ぎ立てる善逸をはいはいと流しつつ最後の蕨餅を頂く。
「ねえ、善逸が禰豆子ちゃんを想う気持ちってどんなの？」
「は？えっ、なに、俺はお前の前で惚気させられるの？」
「だって、分かんないんだもん。その“好き”ッて気持ちが。前に師範に聞いたら、一度逃げた時点で答えは出てるだろって怒られちゃった」
「いやお前あの蛇柱の人に恋話したの！？お前ほんと変なとこ大物だよねぇ！？！」
「えっそう？いやそんなことどうでもいいからさ、教えてよ。善逸が禰豆子ちゃん好きな気持ち」
「え、ええ〜？そ、それはなんか照れるんだけどお......」
頬を少し染めてもじもじとする善逸。多分伊之助が見たら「なんだてめえ気色悪いな」とか言ってばっさり切ると思う。
「いやなんていうか、......上手く言えないけど、その人のためなら、なんだって出来る！って気分になんだよね。隣に居るだけで幸せ、みたいな......」
「なんだって出来る......？」
「うん。......いや、でも、そこは人それぞれだと思うよ。でも多分炭治郎は、好きな人のためならなんだって出来る奴だと思う」
それは、なんとなく分かる。でもそれは、好きな人のためだけじゃない。炭治郎は目の前で人が傷ついていたら、それが誰であろうと、例え悪人であろうと自分の命を犠牲にしてでも救おうとする。
そして私は、そんな炭治郎を尊敬していた。
「......やっぱり、分かんないかも。私、善逸のことも好きだよ。炭治郎のこともちゃんと好き。でも、炭治郎の言う好きと、私の言ってる好きの違いが分かんない。みんなどうやって分かるの？」
「それは......あっ、ほら、お前炭治郎に迫られても嫌じゃなかったって言ってたじゃん。それってやっぱり好きなんじゃない？どんなに友達として好きでも、そんな風に迫られたら嫌になるって！」
「そういうものなの？」
「......でも俺は正直禰豆子ちゃん以外の女の子に迫られても悪い気全然しない......」
「駄目、益々分かんなくなってきた......」
「おっ、お前のせいで俺も若干分かんなくなってきただろー！！」
確かに、炭治郎に抱きしめられても迫られても、嫌だとは微塵も思わなかった。むしろ心地が良いとさえ思ってしまったから困っているのだ。
......これが他の人なら、また違ってくるのだろうか？
「善逸、一回だけ私のこと抱き締めてくれない？」
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さざんか(プロフ) - 外で思いだすだけでキュンキュンして泣きそうになります…素敵な作品をありがとうございます！新作アンケも失礼しました…！ (2020年11月14日 0時) (
レス) id: 20c7caba78 (このIDを非表示/違反報告)
碧 - 久しぶりに心から焦がれる素晴らしい作品に出会えて嬉しいです^ - ^本格的に冷え込む季節となりましたので、体調にはお気をつけてお過ごし下さいませ．更新を心待ちにしております (2020年11月13日 0時) (レス) id: e9e3f41ae9 (このIDを非表示/違反報告)
花帆 - 初めまして、めっちゃ面白いです！！すごくキュンとしますっ/// 炭治郎の態度の急変…切ないです(泣)続き気になりすぎます…！！続編も全集中で拝読したいです(*^▽^)/★*☆♪応援しております！！ (2020年11月11日 2時) (レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
楓 - 更新大変だと思いますが、とても楽しみにしています。これからも応援していますね。新作アンケート…冨岡さん好きなので、お願いしたいです。 (2020年11月7日 6時) (レス) id: 91f917202d (このIDを非表示/違反報告)
しろ(プロフ) - 久々にドキドキする話でした、、続き楽しみです！ (2020年11月6日 20時) (レス) id: f83c25335c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：子@さぶ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/8ef4f72c271/
作成日時：2020年10月24日 12時
