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一週間後。衰弱した意識がない笑が、山の中で見つかった。
病室に向かって走りながら、''あれ''について考える
ガラッ
『おばさん！笑はっ？』
「あ…翔陽くん。それが、まだ…………」
一週間近くご飯を食べずに歩いていたのだという。
「……………ん………………」パチッ
大きくて澄んだ目がぱっちりと開き、辺りをぐるりと見回す
俺に目を止めると、瞳がゆらりと揺れて、
「なんで、生きてるの…………？」
掠れた声でそう言った
「っああ、笑！こんなになるまで……！ごめんね、母さん気づけなくて…！」
『え、み…よかった……生きてて、よかった…』
「しょ、よ……泣かないでよ、笑って？」
その優しい声を聞いて、''あれ''が本当なのだとわかった
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作者名：青蘭 | 作成日時：2017年10月16日 18時
