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Noside
「はーい、じゃあまず選択肢の発表でーす!!」
「おー」
「ドンドンパフパフ」
「何味があるんですか?」
上から順に時雨、銀時、神楽……………あ、えっと、メガネである(忘れてた)
「ひとーつ、ショートケーキ!」
「よっ、定番!」
「ふたーつ、チョコレートケーキ!」
「ビターな関係は持つもんじゃないぜ!」
「みーっつ、チーズケーキ!」
「大人ですね」
「よーっつ、モンブラン!」
「季節外れの高ぇやつ来たァ!」
「いつーつ!」
「「「……!?」」」
「プリンがよっつ!」
「「「おー!」」」
「さて、私は余り物でいいから、じゃんけんね!」
「最初はグー、ジャンケンポン!」
グーとチョキとパー
「あーいこーでしょっ!」
パーとパーとパー
「銀ちゃん、いい大人がじゃんけんしてるなんて、モテないアルヨ!(さぁ来い!お前なら、幼稚なお前なら引っかかるはずだ!)」
「しゃーねーなぁ、なーんてな!ショートもーらいっ!」
「あ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"あ"!!!」
「すごい声だね、神楽ちゃん」
「おい、駄眼鏡ェ」
「ヒッ、ど、どうしたの神楽ちゃん(ヤバいヤバい後ろに修羅が……!!)」
「おめェはあんな奴とは違って大人だもんなァ?ケーキ如きでじゃんけんするような奴じゃねぇもんなァ?信じてるぞォ?」
いつの間にか標準語になっている神楽にツッコむ奴がいない。ツッコミ不在とはカオスである
「うううううう、うん!いいよ!先に選んで!」
「だよな!信じてたアルヨ!」
弾けるような笑顔でそう言ってモンブランをぶんどっていった
「……ごめんね、新八」
「…次からは全部同じにしてくださると助かります」
「う、うん」
そう言ってチーズケーキを手に取り寂しく食べ始める。
「……じゃ、チョコレートケーキは置いていくから!みんなで食べてね!」
「「……!!」」
彼女が部屋から足を踏み出した途端チョコレートケーキがなくなったのは言うまでもない
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・→←第三訓.ジジイになってもあだ名で呼びあえる友達を作れ、と言われたけど私がどうやってジジイになるの?
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作者名:花遥 | 作成日時:2019年10月3日 22時