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バラードといえば、キュヒョンくんの声を初めて聞いたあの歌もバラードだった。
ショパンを二流扱いした人の声はどんなものだろうかと、何も知らなかったあの頃。
『まあ、まだどうなるか分かんないけど…』
「…合ってる」
ぽつりと言葉が漏れる。
私はフォークを置くとキュヒョンくんに微笑みながら大きく頷いた。
「キュヒョンくんの声…バラードにとても合ってると思う」
『…』
「あんなに甘くて、優しいし…」
声に対して口にしたのは初めてで恥ずかしかった。
けれど彼が私のピアノを信じてくれたように、私も彼にそうであることを伝えたかった。
「キュヒョンくんなら……絶対素敵なバラード歌手になるよ」
あなたの声は、
いつだって、誰よりも、
私の心に響くのだから。
『…ほんとに？』
「うん。ほんとに」
『絶対？』
「…絶対！」
『…はは。ありがとう』
キュヒョンくんの笑みは三番目。心から楽しい時の笑みがこぼれていた。
白い歯が見えて私まで嬉しくなる。
「…キュヒョンくん…まだ食べられそうだったら、メロンあるけど食べる？」
私はそう声をかけてテーブルを立つ。
『食べる』
キュヒョンくんも頷いて二人ぶんのお皿を掴み流しへ運ぶ。
いつしか敬語もなくなり純粋にキュヒョンくんと時を過ごすことが出来るようになっていた。
歌も、ピアノも、心も、少しずつだけれど近付いている気がした。
このままずっとキュヒョンくんのそばにいられたら。
どんなに幸せだろう。
・・・そう、思った。
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samie(プロフ) - mikiさん» 張りつけただけなんで大丈夫です(*^^*)ぼちぼちやりまっす！ありがとうございます〜★ (2016年6月19日 14時) (
レス) id: 0f9a288193 (このIDを非表示/違反報告)
miki(プロフ) - samieさん» サイトからおすすめが( *´艸｀)一気にUPしてお疲れではないですか？無理せずごゆるりと〜 (2016年6月19日 10時) (レス) id: 9fef4a1efc (このIDを非表示/違反報告)
samie(プロフ) - mikiさん» みきさーん見つけて貰ってありがとうございます(つД`)分からないことだらけですがとりあえずup出来ました…（笑） (2016年6月18日 23時) (レス) id: 0f9a288193 (このIDを非表示/違反報告)
miki(プロフ) - みーつけた！さみーさん、おつかれさまー♪ (2016年6月17日 23時) (レス) id: 781bf52f84 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：samie | 作者ホームページ：http://nanos.jp/samiesj/
作成日時：2016年6月16日 13時
