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【解説】ねぇねぇカシワさん! ページ28

こんにちは、空白です
毎度更新が非常に遅れてしまっていて申し訳ありません

今回は本作の主人公であるカシワさんにスポットライトを当てて、
彼女の過去などを解説しながら深く掘り下げていこうと思います。
少し長くなってしまうかと思いますが、
これを機にカシワさんのことをもっとよく知って貰えたら幸いです。








柏家について



独自に崇拝している神様がいる神主の家系
昔からのしきたりで七月七日に星祭りを主催し、
一族の繁栄を願っていた。

当主の事故死や跡継ぎである赤ん坊の流産などが重なり
一時期一家没落の危機に陥った。
そんな中、一筋の希望が差すようにまた子供を授かった
この奇跡のような出来事に一族は、
神が我ら一族の危機を見かねて子をもう一度授けて下さったのだと信じて疑わなかった。

しかし産まれた子は跡継ぎである男ではなく……



一族はAは女だから跡継ぎにはなれないと大騒ぎ。
盲信にも近い期待を寄せられていたまだ赤ん坊のAは
ただ男ではないだけで、酷く冷たい目線を一身に受けるようになった。









第一の怪

一見、特筆した雰囲気はないヤシロさん
わたしが見えているということはつまり……

と、初対面の寧々ちゃんに対して思考を巡らせるカシワさん

生者は基本的に幽霊の姿を見ることはできません
特例として、元々霊感が強い家系の源兄弟や
半ば強制的に怪異と縁を結んだ茜くんは見ることができますが
寧々ちゃんは見えないはず……なのに見えている。
つまり寧々ちゃんの寿命がもう少ないことを
カシワさんは最初から分かっていました。
"守る"としきりにカシワさんが寧々ちゃんに対して言っていたのは
残り少ない時間を、少しでも平和に楽しく過ごしてほしいという彼女なりの気遣いでした。

しかしカシワさん、まだひとつ重要な切り札を持っているのですが
その切り札をいずれ使うことになるのかどうか……



第四の怪

『"あれ"も……持ってきた方が、よかったのかな』

と、これからミサキ階段へ赴く直前のカシワさんが小さく呟いた言葉。

"あれ"というのは過去に両親へ刃先を向けた花鋏のことです。
カシワさんの思考的に、家族にまつわる品や記憶は
基本的に全て忌々しいモノという扱いになっているので
当初、彼女は花鋏をあまり進んで使いたくないと考えていました。

しかし寧々ちゃん達に自分の家に関しての過去を話したことによって、
今はもう過去に囚われることなく花鋏を扱えるのではないでしょうか。

【解説】ねぇねぇカシワさん!2→←第百二十の怪



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ひより - 更新待ってます!!! (3月17日 9時) (レス) @page46 id: 07c25e379c (このIDを非表示/違反報告)
ショコラ - このシリーズ大好きです。いつでも更新まってます! (2023年2月28日 16時) (レス) id: 707eeda184 (このIDを非表示/違反報告)
- もう更新は無いのですか?いつでも待ってます!! (2022年12月24日 18時) (レス) id: b3496c9ef0 (このIDを非表示/違反報告)
ヒカリ - 続きがすごく気になります!!更新頑張ってください!!! (2022年12月3日 8時) (レス) @page46 id: bbb8acb98d (このIDを非表示/違反報告)
ゆりりん - 続き読みたい (2022年7月8日 22時) (レス) @page42 id: 2b16648ba7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:空白 | 作成日時:2020年4月18日 5時

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