第九十一の怪 ページ44
ハッダメダメ!!
夏彦先輩は私のこと消すとか言ってた人達の仲間よ!!
本気で消そうとはしてないみたいだけど……
それに夏彦先輩はイケメンだけどなんか違うっていうか
思ってたより残念なのよね……
「寧々ちゃん?」
「いっいえ!
それより私達どうなったんですか?
部屋が沈んで……
ここは
境界……?」
扉がたくさん……
もっけちゃんもたくさんいる、でも水はないし……
「__境界とはちょっと違うかな」
『__寧々ちゃん、無事!?』
「この声……
もしかして花子くん、Aちゃん!?
どこ?来てくれたの?」
「__こっちこっち」
そこには古そうなラジオを持ったもっけちゃんが!
「__やあヤシロ」
「ラジオ……?」
「__そ、
そんな所にいるってことはまた騙されたのかな」
「う……」
『__怪我はなかった……!?』
「ううう〜!!Aちゃん〜……」
Aちゃんが女神に見える……
「私誘拐されてねっお茶会でねっ
気をつけようと思ったんだけど
お菓子が美味しくて、それでそれで……」
「__何か言うことは?」
「騙されてごめんなさい……」
「__ハイ」
『__それじゃ、
いつまでこの通信が持つか分からないから
手短に本題に入ろう』
「ソーダネ!
ヤシロが今いるそこは
彼岸でも志願でもない……
どこでもない場所」
「どこでもない……?」
夏彦先輩もラジオに近づいて頷きながら聞いている
「__そう
どこでもなくて
どこにでもあって
どこにでも行ける……
そんな面倒な所なんだ」
『__花子くんと寧々ちゃんの縁を頼りに
白杖代に寧々ちゃんを捜してもらってなんとか助けたいんだけど……』
「そこはとにかく広いからね
ヤシロの方でも少し頑張ってもらいたいんだ」
「何をすればいいの?」
「__扉がたくさん見えるだろ?」
「うん」
「__その扉は全部違う世界の違う場所に繋がってる」
『__どこかに寧々ちゃんの元いた世界に繋がる扉があるはず
それを探して開けていって欲しいんだ』
つまり……
「えっと……とりあえず扉を開けていけばいいの?」
「__「見覚えのある扉」をね」
『__ただ、危ない所に繋がっている場合もあるから、慎重に……』
ザザッ……
「__本当は俺に……を……けど…」
「2人とも!?」
『__…時間が……気をつけ…』
ブツンッ……
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ひょうか - 面白い (2021年8月24日 19時) (レス) id: 4984f5d9d8 (このIDを非表示/違反報告)
ミク(プロフ) - 空白さんっ!もし良ければ、「彼の桜の花が散るまでに」をみてくださーい! (2020年6月6日 15時) (レス) id: 1e828f9e08 (このIDを非表示/違反報告)
カルリ - 何回も読んでます!続きが気になって仕方がありません…更新頑張って下さい!応援しています! (2020年3月26日 12時) (レス) id: d9268bc93b (このIDを非表示/違反報告)
鼓星 - 何度も読ませてもらっています!!更新頑張ってください!! (2020年3月19日 14時) (レス) id: 9cac1e4f4b (このIDを非表示/違反報告)
ガープ女子(プロフ) - オリジナルフラグをちゃんと外して下さい (2020年3月19日 6時) (レス) id: feca30ed8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:空白 | 作成日時:2020年3月19日 4時