検索窓
今日:2 hit、昨日:35 hit、合計:105,756 hit

第九十一の怪 ページ44

ハッダメダメ!!
夏彦先輩は私のこと消すとか言ってた人達の仲間よ!!
本気で消そうとはしてないみたいだけど……



それに夏彦先輩はイケメンだけどなんか違うっていうか
思ってたより残念なのよね……



「寧々ちゃん?」



「いっいえ!



それより私達どうなったんですか?
部屋が沈んで……



ここは



境界……?」



扉がたくさん……
もっけちゃんもたくさんいる、でも水はないし……



「__境界とはちょっと違うかな」



『__寧々ちゃん、無事!?』



「この声……



もしかして花子くん、Aちゃん!?



どこ?来てくれたの?」



「__こっちこっち」



そこには古そうなラジオを持ったもっけちゃんが!



「__やあヤシロ」



「ラジオ……?」



「__そ、
そんな所にいるってことはまた騙されたのかな」



「う……」



『__怪我はなかった……!?』



「ううう〜!!Aちゃん〜……」



Aちゃんが女神に見える……



「私誘拐されてねっお茶会でねっ
気をつけようと思ったんだけど
お菓子が美味しくて、それでそれで……」



「__何か言うことは?」



「騙されてごめんなさい……」



「__ハイ」



『__それじゃ、
いつまでこの通信が持つか分からないから
手短に本題に入ろう』



「ソーダネ!
ヤシロが今いるそこは
彼岸でも志願でもない……



どこでもない場所」



「どこでもない……?」



夏彦先輩もラジオに近づいて頷きながら聞いている



「__そう



どこでもなくて
どこにでもあって
どこにでも行ける……



そんな面倒な所なんだ」



『__花子くんと寧々ちゃんの縁を頼りに



白杖代に寧々ちゃんを捜してもらってなんとか助けたいんだけど……』



「そこはとにかく広いからね



ヤシロの方でも少し頑張ってもらいたいんだ」



「何をすればいいの?」



「__扉がたくさん見えるだろ?」



「うん」



「__その扉は全部違う世界の違う場所に繋がってる」



『__どこかに寧々ちゃんの元いた世界に繋がる扉があるはず



それを探して開けていって欲しいんだ』



つまり……



「えっと……とりあえず扉を開けていけばいいの?」



「__「見覚えのある扉」をね」



『__ただ、危ない所に繋がっている場合もあるから、慎重に……』



ザザッ……



「__本当は俺に……を……けど…」



「2人とも!?」



『__…時間が……気をつけ…』



ブツンッ……

第九十二の怪→←第九十の怪



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.8/10 (118 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
154人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ひょうか - 面白い (2021年8月24日 19時) (レス) id: 4984f5d9d8 (このIDを非表示/違反報告)
ミク(プロフ) - 空白さんっ!もし良ければ、「彼の桜の花が散るまでに」をみてくださーい! (2020年6月6日 15時) (レス) id: 1e828f9e08 (このIDを非表示/違反報告)
カルリ - 何回も読んでます!続きが気になって仕方がありません…更新頑張って下さい!応援しています! (2020年3月26日 12時) (レス) id: d9268bc93b (このIDを非表示/違反報告)
鼓星 - 何度も読ませてもらっています!!更新頑張ってください!! (2020年3月19日 14時) (レス) id: 9cac1e4f4b (このIDを非表示/違反報告)
ガープ女子(プロフ) - オリジナルフラグをちゃんと外して下さい (2020年3月19日 6時) (レス) id: feca30ed8b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:空白 | 作成日時:2020年3月19日 4時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。