第八十六の怪 ページ39
そんなことくらいわかってるけど
この世ならざる怪異達の姿が視えたり、
それに干渉する力が与えられたのは
その｢どーにもならない｣をすこしでも｢どうにかする｣ためだって
オレはまだ思ってる
｢……よくわかんねー｣
アイツ割と変な写真ばっか撮ってたもんな……
いや、こういうのがいい写真なのか……？
わかんねぇ……
なんとなく芸術的な気もする……？
そうだな、言われてみれば芸術的かもしれない……
↑
美術の成績１
｢！あれ……この写真｣
＿＿そこには……
＿＿何撮ったんだ？
＿＿……さあ？
＿＿僕にとって価値のあるもの……かな
＿＿オレとAさんが写った綺麗な写真があった
｢……三葉…｣
＿＿＿植物園
｢……ホントに無茶ばっかりするよね
俺、スゲー心配した……
Aが居なくなったらって思うと……すごく怖くて
お願いだから、これ以上無理しないでよ
そうしないと……いつか、
本当に……閉じ込めちゃうかもしれない｣
『……』
｢……俺に、そんなことさせないでよ
Aならわかるでしょ？｣
『……』
｢おやすみ
……お疲れ様、A｣
＿＿＿とある海
ﾁﾘｰﾝ……ﾁﾘｰﾝ……
｢ウンウン……！ウン！｣
｢ふむ……なんとまあ、此岸でそのようなことが
怪異の噂を乱す怪異か……
愚かではあるが仮にもあの小娘は妾の眷属
なにか起きる前にこちらに匿ってやりたかったが……
諦める他あるまい……｣
＿＿＿翌日
[ライブ大成功！]
＿＿ありがとうヤシロP！！
｢う……卒業ライブ成功おめでとう……！
良かった、本当に良かった……｣
｢寧々ちゃん！｣
｢ぴゃああああーーーー！！！？？
なっなな、なに？｣
アイドル育成ゲームをしながら休み時間を過ごしていた私
熱中しすぎて後ろに葵が立ってることに気づかなかった……
肩を叩かれ思わず大きく叫んでしまう
｢うふふ、あのね〜……呼び出しだよ！
しかも、かっこいい男の先輩から！｣
｢え！？｣
｢ほらあそこ！
寧々ちゃんったらモテモテ〜！｣
｢やっやだぁ〜……
でも、もしかすると…もしかするかも！？｣
葵が指さす先には女の子の人だかり
遂に私にもモテ期が！？
そう思いながら背中を葵に押され歩いていく
｢通りま〜す……
……あ｣
｢よぉ
コンニチハ？｣
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ひょうか - 面白い (2021年8月24日 19時) (
レス) id: 4984f5d9d8 (このIDを非表示/違反報告)
ミク(プロフ) - 空白さんっ！もし良ければ、「彼の桜の花が散るまでに」をみてくださーい！ (2020年6月6日 15時) (レス) id: 1e828f9e08 (このIDを非表示/違反報告)
カルリ - 何回も読んでます！続きが気になって仕方がありません…更新頑張って下さい！応援しています！ (2020年3月26日 12時) (レス) id: d9268bc93b (このIDを非表示/違反報告)
鼓星 - 何度も読ませてもらっています！！更新頑張ってください！！ (2020年3月19日 14時) (レス) id: 9cac1e4f4b (このIDを非表示/違反報告)
ガープ女子(プロフ) - オリジナルフラグをちゃんと外して下さい (2020年3月19日 6時) (レス) id: feca30ed8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空白 | 作成日時：2020年3月19日 4時
