第七十七の怪 ページ30
｢まさかホントに会えるなんて……｣
『えっと……？』
｢じ、実は……｣
＿＿＿
『……へぇ、写真撮影か』
ミツバを成仏させようとしていること
それで写真撮影をしていることをAさんに話す
説明し終えた頃にミツバがちょんちょんとオレの服の袖を引っ張った
｢……ちょっと｣
｢あ？んだよ｣
｢なんでさっきの休憩の時の話しないのさ……！｣
｢は？そんなの決まってんだろ……あ、あー……｣
｢……まさかこの子のコト｣
｢バッ……！？ちょっと黙ってろ！！｣
『仲いいね、二人とも』
｢｢良くないです！！｣｣
『ふ、ふふ……』
慌てて即答で違うと言うとミツバと声が重なってしまう
それを見たAさんは口を手で抑えながら控え目に笑う
(いきなりそれは……！
か、……かわいすぎるだろ……！！)
(僕より可愛いとか認めたくない！
認めたくないけど！！すんごい可愛い……)
『……あ、自己紹介を忘れてたや
七不思議が零番目
"放課後の雨降り植物園"
管理人の柏 A、よろしくね』
そう丁寧に自己紹介をし、ぺこりと頭を下げたAさん
慌ててミツバも畏まったように自己紹介をする
｢あ、ハイ！
え、えーと……僕はミツバ、です
ミツバとか、ミツバくんとか呼んでください！
よろしくお願いします……！｣
オレとの扱いの差酷くないか？
そう思いながらジト目でミツバを見る
ミツバはそんなオレの視線に気づくことなく、Aさんと会話に花を咲かせている
｢あ、あの……A先輩って呼んでもいいですか！？｣
『好きなように呼んでいいよ、ミツバくん』
｢はわわ……｣
Aさんの手をそっととってお礼を言うミツバ
……なんか、嫌だな
｢……んで？ここで写真撮んだろ？
早く撮って行くぞ｣
｢そんな急かさなくていーじゃん
……あ、あんたまさか
A先輩のこと取られて不満とかぁ〜？｣
｢……っ｣
｢図星かよ……
ま、そう簡単には渡さないけど〜｣
｢……オレだって、渡さねぇからな｣
見下すような視線で宣戦布告してきたミツバ
余裕ぶってるコイツを睨みオレも負けじと言い返した
『……？』
Aさんは終始頭にはてなマークを浮かべていた
＿＿＿
｢んー……結構色々撮れたんじゃね？｣
｢そうだね……そろそろいいかな、次行こっか｣
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ひょうか - 面白い (2021年8月24日 19時) (
レス) id: 4984f5d9d8 (このIDを非表示/違反報告)
ミク(プロフ) - 空白さんっ！もし良ければ、「彼の桜の花が散るまでに」をみてくださーい！ (2020年6月6日 15時) (レス) id: 1e828f9e08 (このIDを非表示/違反報告)
カルリ - 何回も読んでます！続きが気になって仕方がありません…更新頑張って下さい！応援しています！ (2020年3月26日 12時) (レス) id: d9268bc93b (このIDを非表示/違反報告)
鼓星 - 何度も読ませてもらっています！！更新頑張ってください！！ (2020年3月19日 14時) (レス) id: 9cac1e4f4b (このIDを非表示/違反報告)
ガープ女子(プロフ) - オリジナルフラグをちゃんと外して下さい (2020年3月19日 6時) (レス) id: feca30ed8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空白 | 作成日時：2020年3月19日 4時
