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______「間もなく二番ホームに電車が参ります」
『しょ、焦凍くん！！電車来るよ！！』
突然のことで身体が火照る。なんとかこの状況を脱しようと彼にそう声を掛けると、
「...ああ」
そう言いながら私から距離をとった。自分からそう仕向けた癖に、その距離がなんだか切なかった。
すぐに電車はやってきて、混雑した車内に足を運ぶ。
______あの時みたいだな、なんて思いながら。
『結構混んでるね』
「...朝だからな」
ぶっきらぼうにそう返す彼。ああ、やっぱり私は隣にいられるだけで十分だ、なんて思ってしまう。
私は彼とは釣り合わない。ずっとそう思っているのに、
「...おい、A。こっち来い。」
『...なんで？』
「...昨日みたいな男に絡まれたら俺が気分わりいから」
そう言ってサッと私の腰を引き寄せる。こんなことをサラッとしてしまう彼にまたドキドキしてしまう。
私は隣にいられるだけで十分なのに、彼の行動や言葉ひとつひとつに心臓が波打つ。
この首筋の痕だってそうだ。
彼は何故私なんかに...とずっと思っていた。期待しても良いのかな、なんて思った時もあった。
...でもきっと期待するだけ無駄なんだ。そんなことわかってる。だって焦凍くんはかっこよすぎる。私なんかに振り向く筈がない。
だから私と彼はお似合いじゃないことくらい、わかってる。
...わかってる筈なのに、片想いがこんなに苦しいなんて知らなかった。
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みなり - ﾌﾞｯﾌｫ(吐血)轟きゅん (2019年8月18日 13時) (
レス) id: b84b38a155 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - 轟くんかっこよすぎた…！！ (2018年8月27日 21時) (レス) id: 7ac5223945 (このIDを非表示/違反報告)
月風ほのか(プロフ) - 最高！最高でした！！！( 〃▽〃) (2017年12月18日 21時) (レス) id: 564400f237 (このIDを非表示/違反報告)
雷光 - また読みたい！続編書いてください (2017年12月6日 17時) (レス) id: 681e9ae1c6 (このIDを非表示/違反報告)
亜種 - もー最っ高でした！！ 続きが気になって仕方ないです！！ できたらでいいのですが、この二人の将来とかのお話書いてほしいです！！ お願いします！！ とても楽しかったです！ お疲れ様でした！ (2017年8月25日 23時) (レス) id: 24d2cae0cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みい | 作成日時：2017年7月29日 20時
