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『しっ、知らないから...！あの、近いので...離れて...っ』
今の私の精一杯の抵抗をすると、彼は渋々と言った表情でゆっくりと私から離れた。
「ここまでしても口を割らないとは、本当に強情な娘だ。」
そう言いながら不敵に笑う彼。
それがなんだか怖くて、少し身構える。
「まあ、口を割らないなら一緒に来てもらうしかありませんね。
嫌でも連れて行きますよ。なにせ何も答えなかった自分が悪いんですから。」
彼はそう言って私を抱き上げた。
これは俗に言うお姫様抱っこってやつだろうか...？
『え、ちょ、ちょっと何を...！！』
「こうすればあなたは逃げられないでしょう？
なにより僕は上からあなたの監視役を命じられた。
ベリーニの娘であるあなたが、何か不審な行動をしないか見張れってね。
これから嫌でも僕と一緒にいてもらいますよ。
嘉山Aさん。」
ニコニコと笑う彼の表情を見て冷や汗が首筋を伝うのがわかった。
『...私、あなたに名前を教えた覚えがないんですけど』
「そりゃあこちらで調べましたからね。」
『っ...あなた、一体何者なの...？』
私は少し彼を睨みながらそう言うと、彼はまたフッと乾いた笑いを零す。
「最初に言ったでしょう？
黒の組織の一員、バーボンってね。」
依然、彼の表情は笑顔だ。それも裏のある、笑顔。
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みい(プロフ) - アオさん» アオさんまたコメントありがとうございます！！どの作品も気に入って頂けているようでとても嬉しいです！！ぼちぼちですが更新頑張ります！ (2018年5月26日 17時) (
レス) id: 5c09d02dbb (このIDを非表示/違反報告)
みい(プロフ) - ピッピさん» コメントありがとうございます〜！！もう自分のために書いたような作品ですがそう言って頂けて嬉しいです！！頑張ります！！ (2018年5月26日 17時) (レス) id: 5c09d02dbb (このIDを非表示/違反報告)
アオ - 新作おめでとうございます！今回の作品も最高です！他の作品も含め、応援してます！ (2018年5月24日 17時) (レス) id: c480416726 (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ(プロフ) - バーボンになら是非監視されたいです(*´ー｀*)笑 とても面白いお話ですね！続きも楽しみにしてまいます＊ (2018年5月24日 17時) (レス) id: d3db016fb1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みい | 作成日時：2018年5月24日 0時
