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26話 ページ26

「あー、名前は確か…」


『名字Aです。』


「そうだそうだ!…A!!」



いや、初対面だよな。なんでこの人、私のこと知ってる感じになってるのだろうか。



「お前、有名だよな。ほんとに灰谷兄弟に好かれてんのか?」



私が有名???灰谷兄弟に好かれてる??
どうやら、私の知らないところで色々と噂が広がっているらしい。



『好かれているかは分からないですけど、友達です。』



「ふーん。あっ、わりぃ。俺の事なんも言ってなかったな。俺は三ツ谷隆、東京卍會二番隊隊長をやっている。」


東京…卍會?なんかのチームかな。2人なら知ってるかも…



「で、こっちが妹のルナとマナ。」



さっきから、三ツ谷くんの後ろに隠れていてチラチラと私のことを見ている2人の女の子が気になってはいた。

妹か…、確かにどことなく似ている気がする。
この子達も将来美人になるだろうなーと感じた。



ん?いや待てよ。私こんなことしてる場合では無い。
一刻も早く竜胆の元に行かなくてはならない。



「あっ、ごめん!私急ぎの用があって…またね!」



大人びていたが、きっと年下であろう。
男子中学生がスーパーで買い物だなんて…どこか可愛らしく思えてきて、尊さを感じた。


「おう、じゃあまたな」



三ツ谷くんとの別れを告げ、食べれそうなものを色々と買って、灰谷家へ向かった。



やっぱり改めて見るとデカイなー。
なんか、場違い感半端ない。
そんなこと考えている暇はない。



暗証番号を打って部屋をあける。
さすがに最上階に階段で上がるのは辛すぎるので、エレベーターを使うことにした。



エレベーターから降り、横に広がる六本木の街を見下ろす。腰が抜けるほど高くて正直怯えているが、なるべく外を見ないようにして扉の前に立つ。



チャイムを鳴らしたが、竜胆は出てこない様子。
ドアノブを捻ってみると、どうやら鍵はかかってなかったらしく、ドアが開いた。



シーンと静まり返った部屋に恐る恐る入る。



まてよ。そういえば間取りとか全然聞かされてない。
こんな広い家の中からどうやって竜胆を探せばいいんだ?



とっ、とりあえず、部屋らしき扉を躊躇なく開けて探そう。すごい申し訳ないけどこれしか方法が思いつかない。

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とりお(プロフ) - 枝豆さん» ありがとうございます!頑張ります (2021年9月6日 20時) (レス) id: 18241f83f0 (このIDを非表示/違反報告)
枝豆(プロフ) - 面白かったです!投稿、頑張ってください!! (2021年9月6日 20時) (レス) id: 280e534706 (このIDを非表示/違反報告)
とりお(プロフ) - レイスさん» 灰谷兄弟いいですよねぇ。 (2021年9月3日 0時) (レス) id: 25bcf65374 (このIDを非表示/違反報告)
とりお(プロフ) - セシル??さん» ありがとうございます (2021年9月3日 0時) (レス) id: 25bcf65374 (このIDを非表示/違反報告)
レイス(プロフ) - ん゛ん゛っ灰谷兄弟可愛い、、((グハッ (2021年8月31日 17時) (レス) id: 23f9dcf647 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サメサメ | 作成日時:2021年8月6日 18時

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