部屋 ページ10
主人公said
我々城につけば、戦いに赴いて居なかった人たちに挨拶される。
『初めまして、我々国の幹部様。こんな身なりですが、リュウネ国第1王女、Aと申します。』
…今日だけでたくさんの人を覚えなければ。幸い覚えは良い方だと言われているから、何とかなるだろうけど。
…と言うか、私は幽閉などされないのかな。皆親しくしてくれて…。…まるで、純粋に幹部として受け入れられてるみたいな ───
グル「…い。…おい、A！」
『っ！な、何…？』
グルッペンが何度も私の名前を呼んでいるにも関わらず、思わずぼぅっとしてしまっていた。
慌てて返事をすれば、グルッペンの視線はトントンへと移動する。
トン「Aちゃん、こっち来てえな。部屋へ案内するで」
グル「部屋についたら必要品を紙に書き出してくれ。俺に渡してくれれば全て用意するゾ」
『…分かった、ありがとう』
小走りでトントンの所へと駆けていけば、トントンは私の歩幅に合わせるようにゆっくりと歩いていく。
部屋は思ったより近かったようで、少し歩けばトントンが目的の部屋の扉を開けた。
トン「ここがAちゃんの部屋。まだ何にも無いけどさっき言われた通りグルッペンに頼めば何でも用意してくれるで。後で鎧立て持ってくるからそこにその鎧掛けてな。あと…グルッペンの要望で、グルッペンの隣の部屋になってるけど構へんか？」
広い部屋に入ってみれば、白のベッドやクローゼットが置いてあるだけだった。埃は積もってなさそうだから掃除はしてあるけど使われてはないんだろうな。
…って所までは分かるんだけどなんでグルッペンの隣の部屋なんだろう。嫁って言った建前かな。
難しい顔をしていたからか、トントンが苦笑いで私に話しかける
トン「本当は“一緒の部屋で構わん”って言っててん…。でも流石にそれは困るやろ？」
思わず勢いよく頷いた。ガシャッと鎧の音が響く
トン「なら別室で良かったわ。なら、後で鎧立て届けに来るな。…あ、後」
部屋から出ようとしたトントンはそう言って歩みを止める。私が首を傾げれば、トントンは純粋な笑顔で笑った
トン「幹部皆…勿論俺もAちゃんの事歓迎しとるで。」
そう言って閉まる扉。
─── あぁ、この国の人たちを信用しても良いんだろうか
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 349人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
グなんちゃら好き - ヤバいめっちゃ好きです…夢主ちゃんがめちゃクソ可愛くて、グルさんも夢主ちゃんに対して悪戯っぽい所とか妖艶さが堪らないですね！(笑)面白くて続きがとても気になります。体調に気をつけて更新頑張って下さい笑 (2018年1月6日 8時) (
レス) id: 7a0b0fb690 (このIDを非表示/違反報告)
カノン(プロフ) - フォローしに行きました！ (2017年10月30日 0時) (レス) id: 22644d6212 (このIDを非表示/違反報告)
さーめん(プロフ) - カノンさん» 作りましたので…良ければよろしくお願いします…(〃・д・) -д-)) (2017年10月30日 0時) (レス) id: 382426bc44 (このIDを非表示/違反報告)
カノン(プロフ) - そう言ってもらえて嬉しいです。分かります、私も占ツク用で作りました。もし作ったらすぐに申請しに行きます！ (2017年10月29日 20時) (レス) id: 86d0803784 (このIDを非表示/違反報告)
さーめん - カノンさん» 元々長編見てました…最近短編見て物凄いテンション上がってます…好きです…(語彙力)Twitterはやっているのですが、周りにバレたく無いので占ツク用垢作るか迷っている状態です…。 (2017年10月29日 18時) (レス) id: 382426bc44 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：さーめん | 作成日時：2017年10月13日 22時
